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放課後。
今はフェニックスワンダーランドに来て、脚本の確認をしている。
類「さて、次にやるショーはアラビアンナイトのアラジンだ。
王様が妃の不貞を知り、処刑したことから始まるが、小さい子も見に来るだろうしこの辺りは省こう。
みんな、魔法のランプの話は知ってるかな?」
え「うん!ボワンってなって、あ〜れ〜ってなって、きゃーっ☆ってなるお話だよね!」
司「ええい、ちゃんと日本語で話さんか!!
アラジンと魔法のランプは有名だからな。当然、知っているぞ!」
寧「大丈夫。」
『なんとなくは。』
類「うん。みんな大丈夫そうだね。
なら早速、配役を決めよう。…まずAくん。」
『はっ、はい!』
初めて役を任されるので、変に緊張してしまっている。
自分で決めたことだが、やはり不安が大きい。
類「フフッ。そう畏まらなくても大丈夫だよ。
舞台に立つのは今回が初めてだからね、ナレーションも兼ねて1番出番が少ないのをお願いしたいんだ。
ということで、Aくんはこの物語の語り手、シェヘラザードだ。」
『シェヘラザード…。』
名前はよく聞くが、どういう人物なのかがわからない。
帰ったら少し調べてみよう。
類「そして、この物語の主人公は司くん。」
司「主人公アラジン…うむ!正しくスターになるオレにピッタリの役だな!」
類「次にランプの魔人が…」
え「はいはいはいはい!あたしやりたい!
お髭付けて、もくもくもくもく〜!って出るの!!」
えむちゃんが魔人かぁ。
えむちゃんが髭を付けて腕を組んで出てくる所を想像すると、なんだか可愛くて少し笑ってしまった。
類「えむくんが魔人か…。うん、面白くなりそうだね。
僕は悪い大臣役で、物語の王様はネネロボにしよう。…最後に寧々。
寧々はお姫様の役をやってもらおう。」
寧「えっ…?姫?」
類「うん。アラジンといえば有名な曲もあるからね。挿入曲として歌って欲しいというのもあるんだ。
司くんもね。」
司「オレもか!?」
『寧々ちゃんと司くんって珍しい組み合わせだね。私もいいと思う。』
え「あたしも!2人で歌ってるところ聞いてみたーい!」
えむちゃんも賛成らしく、異論はなく配役が決まった。
類「そうと決まれば、軽く読み合わせてみようか。
まずAくんから始まって――。」
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戯曲は調べながら書いてますが、間違いなどありましたらご指摘ください。
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のんちゃん - 気持ちよくなる薬……?しゃかしゃかいってる……。( ゚∀ ゚)ハッ!ラムネだ!!((((((絶対違う (2021年3月15日 18時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - のんちゃんさん» お仲間さんがいて嬉しいです・・・ (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - rinr32さん» そう言っていただけて嬉しいです・・・!更新頑張りますね! (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 類くん……黒いねぇ…((好きだけど…ボソッ (2021年3月10日 6時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
rinr32(プロフ) - う゛あ゛あ゛ぁ゛!続きが気になるーー!(^q^) (2021年3月8日 19時) (レス) id: 3bcf1f7b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のあ | 作成日時:2021年1月7日 15時