.*Kiss me.*【sho.hirano】

意識 ページ15

朦朧とする意識の中で、

あたしの体はソファーに押し付けられ、

上には紫耀の姿........









紫耀「俺だって男だから....

Aのこと襲おうと思えば、いつだってできるよ？」









そう言って、首元にそっと顔を埋める。



チクっとした刺激とともに、

首元がジーンとあったかい。








そこで、あたしの記憶は途切れた。









ーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーー





次の日、目が覚めると、あたしはベッドの上にいた。









ここは、どこ..........？



辺りを見渡すと、

自分の家じゃないことに気づく。






と、同時に、隣に寝ている人物の存在に気づく。









A「なっ！なんで！？」





紫耀「うるさいなぁ........おはよ」







何が起こったのか戸惑うあたしに対して、

冷静に起き上がる紫耀。









A「な、なんで一緒に寝てるの！？」




紫耀「俺のベッドだし当たり前だろ？」









全く持って、理解できない。








昨日合コン行って....


全然いい人いなくって....


愚痴を聞いてもらうために紫耀の家に行って.....




.........なんで一緒に寝てるの！？！？








A「......何も..........なかったよね？」






見たところ、服は昨日のまま。






紫耀「さぁ？とりあえず鏡見てみたら？」






そう言われたから、すぐさま洗面所の鏡で、

顔を確認しに行く。







髪型も、くしゃくしゃにはなってるけど.........


崩れてないし、何もなかったはず！！






そう思って、鏡の前から立ち去ろうとしたその時、


自分の首筋に、赤い点のようなアザを見つける。









は！？！？！？！？





え！？！？！？！？







キス、マーク！？









鏡の前で、何度も首筋を確認した。



だけど、これはどう見てもキスマーク。









紫耀「どう？飼い犬に噛まれた気分は。」







鏡を見上げると、


後ろに立ってこちらを見ている紫耀の姿があった。









A「/////////////////////// 酔ってる相手にこんなこと

............最低っ！！！」








振り返って強気で言い返すと、


紫耀は、ゆっくりとこっちに近づいてくる。






A「な、に......?」





至近距離まで顔を近づけると、耳元でそっと囁く。






紫耀「先に抱きついて誘ってきたのは、そっちだから。」




A「なっ////」

俺の→←心配- sho.h-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す