こどものおもちゃ〜LOVE☆DIARY〜

38話 ページ39

剛「二人共？秋人くん行っちゃうよ、、、どうしたの？」


剛の呼びかけにハッとする紗南とA。
羽山が家を離れて歩き出しているのを見て我に戻る。


紗南「あ、あー、、なんかびっくりしちゃった、、」


貴「紗南ちゃん、あの作戦でいくの？」


紗南「え？当たり前よ！とりあえずつけるわよ！」


剛/貴「「((やっぱりやるのか/ね、、))」」


紗南の作戦に不安を持つ二人に気づかず、紗南は言葉を続ける。


紗南「それにしても、、凄い言われようだったわね、、」


貴「うん、、あれ、本当に実のお姉さん？」


剛「うん、そーだよ？」


貴「そっか、、」


A自身、家族と喧嘩することなんて数えるほどしかないため羽山の姉の態度がいまだに信じられないでいた。
それからしばらく、羽山を尾行していると近くの公園に入っていく。


紗南「あ、公園に入るわよ！チャーンス！剛くんいくわよっ、目ン玉歯ン玉作戦！」


剛「、、ホントにやるのォ〜？(汗)」


貴「てか何そのネーミングセンス、、」


多少時間は掛かったが、紗南とAに見送られ渋々羽山の所へ向かう。
そして少し、、、いや、かなり白々しく話しかける。


剛「あ、あれ〜？秋人くんじゃない？」


A「紗南ちゃん、、これバレないよね、、？」


紗南「うーん、、(汗)」


子役として活躍する二人にとって、剛の白々しい演技が不安に感じてしかたなかった。
そんな二人に気づくこともなく、羽山は剛の方に向き直る。

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