こどものおもちゃ～LOVE☆DIARY～ (ページ31)

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30話ページ31

羽山と交代し、紗南が上に登る。
そして空中でポーズをとりながら飛び降りる。
これには全員が驚いていた、が。

紗南「うぎゃああああああ！！！！！」

ひさえ「っだー！？」キーン

さっきまでの自信は何処へやら、紗南の大絶叫が体育館中に響き渡る。
マイクからの声を確認していたひさえの耳にとてつもない声量が襲いかかり、こちらも大絶叫。

しーん、、、

貴「さ、紗南、、ちゃん、、？」

ひさえ「飛ぶ前のあの自信は一体、、」

紗南は光のない目で口を開く。

紗南「へ、へへ、、私、＂高い所＂は得意だけど、、＂高い所から落ちた経験＂は無かったわ、、盲点だった、、」

皆が一斉にずっこける。

羽山「、、なんだか知んねーけど、とにかくオレの勝ちってことだな」フッ

紗南「負け、た、、？」ずどーん

貴「はぁ、、(汗)」

こうして、勝負は紗南の惨敗に終わったのであった。

♢倉田家♢

実沙子「情けないわね、バンジージャンプくらいで！あんたが赤ん坊の頃高い高いを3メートルくらいやったけどキャーキャー喜んでたわよ」

紗南「それ絶対怖がってたのよ！！」

玲「さ、3メートル、、」

身近なところに元凶がいた。
玲も流石に引き気味である。

貴「あはは、、私はMVの演出でよく高いところから飛び降りたりしてたから私が勝負した方が良かったかも、、」

紗南「それはダメ！何かあったら大変でしょ！？私の可愛い妹なんだから！」

貴「！そっかぁ///」ニヘラッ

紗南・玲「「(かわいい、、！！)」」

貴「？」

自身の笑顔に悶えてるなど知る由もないAだった。

実沙子「よしよし」