27話 ページ28
貴「本当にありがとう、、家まで送ってもらって、、」
羽山「あぁ」
あの後、泣いてスッキリしたAはお礼を言い帰ろうとしたが念のため送っていくと羽山が言い、決して譲らなかったのでお言葉に甘えて送ってもらった。
Aは感謝の気持ちでいっぱいだった。
羽山が帰っていくのを見届けた後、実沙子に軽く出来事を話した。
念のため今日はもう寝るようにと言われたので自室に戻る。
♢自室♢
貴「はぁ、、」
ベッドに倒れ込み、そばにあったぬいぐるみを抱きしめる。
思い出すのは不良への恐怖ではなく、羽山の優しさ。
学校では話すこともなく、悪さをする酷い人。
二人きりの時は優しくて温かい良い人。
貴「どっちが本当の貴方なの、、?」
考えても出てこない答えにモヤモヤする。
その時だった。
バンッ
紗南「Aちゃん!」
貴「わぁっ!?さ、紗南ちゃん!?」
乱雑に扉を開け、Aのもとに駆け寄る紗南。
両頬をそっと包み、泣き出しそうな顔で問いかける。
紗南「ママから不良に絡まれたって聞いて!大丈夫だった!?」
その言葉にまた涙がこみ上げてくる。
突然のことに驚くが何も言わずAを抱きしめた。
貴「ふぇぇ、、紗南ちゃあ、、」ポロポロ
紗南「っ、大丈夫だよ、、もう怖くないからね、、」
姉という存在の偉大さに感心すると同時に、安心した気持ちに満たされるのであった。
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夢プリン(プロフ) - はなまるオレンジさん» ありがとうございます!頑張ります(^^) (2020年3月24日 21時) (レス) id: 4d9770ebc4 (このIDを非表示/違反報告)
はなまるオレンジ(プロフ) - 面白かったです!更新頑張ってください! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 06078347cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢プリン | 作成日時:2020年3月18日 12時