こどものおもちゃ～LOVE☆DIARY～ (ページ16)

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15話ページ16

♢教室♢

紗南「Aちゃん帰り大丈夫？やっぱり私も一緒に行こうか？」

貴「大丈夫だよ！玲くんもいるし、心配しないで！」ニコッ

羽山と別れた後、言われた通りにまっすぐ教室に帰ったA。
紗南に男子と遭遇していないかと問われた際、正直に言うか迷ったが特に被害にもあっていないので黙っておいた。
そして放課後の今、仕事に行く前に紗南に髪を整えてもらっていた。
今までは2人で仕事に行くことが多かったが今回の仕事はAだけなので彼女について行けない紗南は先ほどから心配故に質問のオンパレードだ。

ひさえ「今日はAちゃんだけお仕事なの？」

その場を見かねたひさえが話に入ってくる。

貴「うん。今度収録する新曲のミーティングがあるの！」

ひさえ「え！？てことはCD出すの！？」

貴「うん！ついに念願の夢が叶うんだ！」ニコッ

ひさえ「～！やったね！Aちゃん歌上手だし、絶対売れるよ！私も買っちゃう！」

クラスメイトの良い知らせに驚き、軽く興奮状態になるひさえ。
その姿に嬉しいと同時に恥ずかしい気持ちもこみ上げてくる。

貴「えへへ、、///」

紗南「照れた、、可愛い～！！」

髪を整え終わった瞬間、Aの表情を見てたまらず抱きつく紗南。
ひさえも慣れたのか苦笑いだ。

ひさえ「相変わらずのシスコン、、気持ちはわかるけど」

そんな談笑をしながら荷物をまとめる。
すると乱暴に扉が開き、顔を真っ青にした亜矢が駆け寄ってくる。

亜矢「皆大変っ！！まみちゃんが男子たちに連れてかれちゃったよ！！」

貴「！！」