こどものおもちゃ〜LOVE☆DIARY〜

14話 ページ15

貴「へ？えっと、倉田Aです、、」


羽山「あっそ」


貴「！？(あっそって、、羽山くんが聞いてきたから答えたのに、、)」ガーン


地味にショックを受けるAに反省する態度も見せず、ひょうひょうとした態度を取る。


羽山「A」


貴「あ、はい。、、！？いっ、今名前、、！」


羽山「そっちの階段から帰れ」


貴「え、あ、うん、、？」


突然のことにハテナを浮かべながら曖昧に返事をしたAを見て男子達の元へ向かおうとする。


貴「あ、まっ、待って、、！服、本当にありがとう。助かった！」ニコッ


羽山「！」


Aの無邪気な笑顔に目を見開く。
どこか気恥ずかしくなったのかAはそそくさと帰って行った。
それを見て、人知れずため息をつく羽山。


剛「あっ、秋人くん！」


羽山「剛」


しばらく水道でサボっていると、剛がやってきた。
剛の声を聞きつけた男子達が集まってくると同時に彼の姿を見つけた瞬間、嬉しそうに駆け寄る。


「羽山さんどこ行ってたんすかー？」

「探しましたよー」


羽山「、、あぁ」


先程の出来事を頭の隅に追いやり、男子と向き合う。


これから、悪巧みの時間だ。

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