#みんなの話 ページ48
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家から歩き始めて数分
あたしたちは何1つ言葉を発さず、無言で歩き続ける
そわそわとした空気で、ちょくちょく優があたしの様子を覗くように視線を向ける
さて、この状況どうしたものか
とりあえず、目の前にあった公園を指し、ベンチへと腰掛ける
始めて、この5人が揃ったあの公園
懐かしいな
「…あの、1ついいですか」
座るなり、聖羅くんが手を挙げた
そんな聖羅くんにみんな視線を向け、何やら4人で目配せをしたようだった
「ずっと僕たち、Aさんに言いたいことあったんですけど…
それより先に、うらたんが何か言いたげなので先どうぞ」
「いや待てセンラそこはお前が言う流れじゃないのか俺に振るなよ」
「まぁまぁうらさん、ファイト」
…大体、内容は察してるけど、黙って聞いておく
「…あの、えっと
俺は、Aちゃんのことが、好きです」
きゃーいっちゃった(棒)なんて照れてる場合ですか先輩。
正直、この返事は粗方決まっている
けど、こんなまだ浮ついたままでいいのか
地に足も付かぬままでいいのか
返事をしようか迷って、焦っていると、浦田先輩は優しく微笑んで「返事はいいよ」と言った
「…じゃあ、次はお前らな?
まぁ俺も言うんだけど」
なんだまだあるのか、とうなづくと4人は立ち上がって、あたしの前に跪いた
なにこれ。
4人は目を合わせたあと、ゆっくりと深呼吸して、あたしに笑いかけた
「俺たち」
「君の」
「運命の相手!」
「です〜」
その瞬間
あたしの視界が、4色で光った
『…へ?』
「俺たちみーんながAちゃんのこと好きなん」
「だから、これからもガンガンアタックするで!ってゆー宣戦布告!」
「困らせちゃうくらい、アタックしますから覚悟してくださいね?」
「とゆーわけで」
「「「「友達になってください」」」」
そう声を揃えて、4人はあたしへと手を差し伸べた
その手を、あたしは
『なに言ってんですか』
振り払って
『もうとっくに友達でしょ?』
4人へと抱きついた
そうして、月日は流れ
そらる兄さん
浦田先輩
月島くん
優
聖羅くん
あたし
この6人で、幸せに、楽しく過ごしたとさ
めでたしめでたし。
Happy End.
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なおみ(プロフ) - 栗山さん» はい!新作o(。>∀<。)o 飛んでいきます〜(´∀`*) (2018年4月4日 1時) (レス) id: 73e619451a (このIDを非表示/違反報告)
栗山(プロフ) - なおみさん» なおみさんお久しぶりです!!はい…完結しました…!!ご愛読ありがとうございました!実は今新作出してて…うしさせも出てるのでぜひ作品欄から飛んでください…!!!!← (2018年4月4日 1時) (レス) id: 0cac728535 (このIDを非表示/違反報告)
なおみ(プロフ) - 完結してたこと気が付かなかった…。完結おめでとうございます!(もっと見たかった〜けど。) (2018年4月4日 0時) (レス) id: 73e619451a (このIDを非表示/違反報告)
なおみ(プロフ) - 栗山さん» よろしくお願いします((○'ω'○)) (2018年3月3日 10時) (レス) id: 73e619451a (このIDを非表示/違反報告)
栗山(プロフ) - なおみさん» なおみさん…!!じゃんがじゃんがです笑ありがとうございます…!!今後ともよろしくお願いします|・∀・*)ノ (2018年3月3日 10時) (レス) id: 0cac728535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:栗山 | 作成日時:2017年10月25日 20時