#緑の話 ページ36
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わたるside
Aちゃんの、すべての気持ちを知れた
俺のことを嫌いじゃないと言ってくれた
これは…
「ニヤけるしかないって…」
俺は、Aちゃんに他の3人と同じ態度を取ってもらえない現状に、正直諦め掛けていた
普通にも接してもらえない。
そんなんで、どうしたら恋に発展するのかわからなかった。
現に、今でも。
気持ちを聞いた今ですらも不安で仕方ない
さっき言ってた。
先輩と俺を被せてみてしまうって。
そんな状態は、俺にとっても、Aちゃんにとっても良いなんて言えない
それなら、いっそのこと諦めてしまおう
悶々と考えれば考えるほど、思考が悪くなっていく
今、ネガティブに対抗できるような強気な俺はいない。
諦めろ、と俺を促す波に溺れそうになった
その時
『…何してるんですか、浦田先輩』
玄関の前で立つAちゃんが視界に入った
その瞬間、不安で溢れそうになっていた涙がボロボロとこぼれ落ちて行く
「…あれ、なにこれ…？」
Aちゃんがかけてくるのをぼんやりとみた後、必死に止めようとして涙を拭う
それでも、止まらないものは止まらなくて
焦りと後悔と嫉妬と…
たくさんの気持ちと共に涙が溢れでる
そ、っと目尻に冷たい指が触れた
『な、泣かないでください…！』
Aちゃんが焦りながら俺の涙を拭う
『どこが痛いんですか…？まさか、あたしを探してる間に怪我してたり…っ』
「そ、そうじゃないから…大丈夫、止まんないだけ」
そう言ってAちゃんを突き放そうとした
なのに
『大丈夫じゃないですよね！
なんでそうやって抑え込むんですか？！
そんなに頼りないですか…っ？！』
俺に掴み掛かり、まくしたてるような剣幕で怒るAちゃん
こんなに、俺の目を見てくれたのも、怒ってくれたのも、気にかけてくれたのも
すべて、全てが嬉しくて、うれしくて
「っ、好きだよ」
つい、ポロっと気持ちが落ちた。
『え？！何か言いました？！』
やばい、と思ったけれど、幸いAちゃんには聞こえてなかったらしい
このまま好きだと気持ちを伝えるか、嘘に塗り替えすか
そんなの、考えるまでもない
「なんでも、ない、行こっ」
少しずつ止まってきた涙を拭いながら、Aちゃんに背を向け、玄関へと向かう
…やっぱり、前言撤回
諦めることを、諦めることにした。
＿＿＿＿
『…っなんだ、あれ…！』
ほんとは聞こえてたよ、なんて。
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なおみ(プロフ) - 栗山さん» はい！新作o(｡>∀<｡)o 飛んでいきます〜(´∀｀*) (2018年4月4日 1時) (
レス) id: 73e619451a (このIDを非表示/違反報告)
栗山(プロフ) - なおみさん» なおみさんお久しぶりです！！はい…完結しました…！！ご愛読ありがとうございました！実は今新作出してて…うしさせも出てるのでぜひ作品欄から飛んでください…！！！！← (2018年4月4日 1時) (レス) id: 0cac728535 (このIDを非表示/違反報告)
なおみ(プロフ) - 完結してたこと気が付かなかった…。完結おめでとうございます！（もっと見たかった〜けど。） (2018年4月4日 0時) (レス) id: 73e619451a (このIDを非表示/違反報告)
なおみ(プロフ) - 栗山さん» よろしくお願いします((○'ω'○)) (2018年3月3日 10時) (レス) id: 73e619451a (このIDを非表示/違反報告)
栗山(プロフ) - なおみさん» なおみさん…！！じゃんがじゃんがです笑ありがとうございます…！！今後ともよろしくお願いします|・∀・*)ﾉ (2018年3月3日 10時) (レス) id: 0cac728535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗山 | 作成日時：2017年10月25日 20時
