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# 30 ページ31

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ユズside






何もない暗い場所に立ち尽くしていた時に、ふと声が聞こえた


綺麗な歌声


それにどこかで聞き覚えのある、落ち着く声




その声のする方に手を伸ばすと、そこには深桜に似ている人が2人いて




楽しそうに笑って話してる





『深桜が2人…?』





力なくそう問いかけると、おそらく深桜本人である方がなにか叫ぶように言い、去って行ってしまった





まだ力の入らない腕を使い、上半身だけ起き上がると、深桜に似た女の子が背中を支えてくれた






その子の顔が、どうも懐かしく、愛おしいものだった




言葉を失い、暫く口をパクパクするしかできなかった





『…病気で入学式に来れなかった人?』



やっと声が出た



僕は一応、2年間この学校に通ってるわけだし
先輩でもなく前の同級生でもない


ということは新入生かな、と思った



まぁそれよりも、僕のことを知らないような顔してたから



『凄い深桜に似てるね』


そう笑うも、熱い。身体中が熱い。

そのせいで顔も赤いことが自分でもわかる




『…き、君は、深桜が好きなの…?』




え、深桜って呼び捨て……?


あ、いや、それよりもなんで急に…深桜が?


僕はどっちかっていうと…どっちか…?



そして僕は、自分に言い聞かせるように女の子に答えた




『え、あ、いや…その…好きな人が、いる。
深桜とはべつに』




そうだ





『やっと、会えたんだ』






僕は









『6年前に僕の声を見つけたんだ』









アリスのことが好きなんだ









その瞬間、女の子は悲しい顔をしたと思えば



歌い出した









しかも









壊れてしまいそうなアリスを止めるために僕が歌った曲









そして









僕がAのために書いて、アリスに上げた曲を









.


更新遅くなってすみません!
全くゴールデンではないGW中、宿題やら聖地巡礼(由比ヶ浜)やらなにやらしてて…すみません…

そして駄作者は受験生です。はい。
勉強やらなにやらに追われているわけです…
(言い訳ですすみません)
これからもぼちぼちにはなりますが、更新していきますので!
何卒よろしくお願いいたします。

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設定タグ:覆面系ノイズ , 杠花奏 , 榊桃   
作品ジャンル:アニメ
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栗山(プロフ) - 瑞希。さん» 瑞希ーだーー!! (2017年4月21日 18時) (レス) id: 5a57ec5ebf (このIDを非表示/違反報告)
瑞希。(プロフ) - 川合っす。笑笑。 (2017年4月19日 23時) (レス) id: 12fbe3d2f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:栗山 | 作成日時:2017年4月19日 20時

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