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織物 ページ11
遊女「Aさん、起きられました?」
A「?!」
薄暗い行灯の灯った部屋に、襖から光が射す
A「貴女誰よ!誰よ早くここから出してっ!」
焦りで、入ってきた遊女に怒鳴りつける
遊女「失礼しつれいしたでありんす。
わっちは、蕣と申します」
蕣?変な名前・・・
蕣「ここには、妖怪の遊女も集まってるでありんす。貴女は、妖怪も見えますし見たところ
家無しでありましょう?ここで働けば、衣食住もあって一石二鳥でしょう?」
A「嫌です、出して下さい」
正気を徐々に取り戻す、手汗が手に滲む
蕣「今から貴女にはこの着物を着て、織物を織って貰うでありんす」
A「いや、離して!」
蕣の連れの妖怪達に、取り押さえられて
露出度の高い、着物に着せ替えられる
蕣「それじゃあ、織物を織って貰いましょうか」
その時の蕣の顔は、とても恐ろしい笑顔だった
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作者名:初風彩 | 作成日時:2019年6月22日 19時