緑62 ページ14
ナワーブside
イライは仕事が早かった。
あの男の事がもう分かったのだ。
熾天使はセラフィエルと言うらしく、Aに熱を上げているようだ。
もっとも、Aはその事に気付いていないようだが。
Aを護りたいのは本当か。
そんで、俺を殺したい理由も。
また、すげぇのを虜にしてんのな…。
神の次に偉いやつ捕まえるなんて、あいつ一体何したんだ。
「寂しがってたか…」
そんなあいつが、ため息を漏らすほど俺に会いたがってるなんて…嫌でも口元が緩んでしまう。
明日は休みをとろう、冷静になるためにゲームに明け暮れていたが…Aと過ごしたい。
ーー
ーーー
「A、今日休みとったからちょっと出掛けねぇか？」
『ナワーブ…』
彼女の反応は期待したものとは違いあまり良くなかった、出掛ける気分ではなかったのだろうか？
それとも、もともと押さえてなかったから別の予定でも？
我ながら計画性のなさに、頭痛がする。
「無理にとは言わねぇ…予定あったんならまた別の日にでも『ないよ！』
「え？」
被せるように否定した彼女の表情は複雑で、俺は置いてけぼりの状態だ。
そこに畳み掛けるように、彼女は俺と距離を詰めて服をギュッと掴んだ。
『顔が疲れてる！ちゃんと休めてる？今日休みなら、ゆっくりしよう』
「…おぅ」
半ば強引に手を引かれて、俺は彼女の部屋を訪れる事となった。
二回目のAの部屋。
一回目は緊張してたから気付かなかったが…香水ではない、何かいい匂いがする。そのせいで、気持ちは全然落ち着かない。
唯一出されたハーブティーは、疲れを取ってくれるようだった。
『ナワーブ、最近どこか行った？』
「ゲームと部屋ぐらいしか記憶にねぇな…」
『そう、なんか…身体とか重かったりしない？』
「あー、ここ数日はそうだな」
『やっぱり…』
彼女は俺の肩や背中をはたいていった。
何してんだろうと思いつつ、彼女から触れられるのが嬉しくて、そのままじっと身を任せた。
『どお？』
「お、なんか軽い…？」
驚く程身体が軽くなった。
天使の力ってやつを使ったのか？
というか、俺はそんなに疲れてたのか…必死に頭も身体も使っていたもんな、気付かなかった。
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朱璃(プロフ) - RENKAさん» 忙しかったのですか？無理はしないようにして下さいね！いつも来て頂いて本当にありがとうございます♡話共々ナワーブ君の推しに刺されないか心配です（汗） (2021年11月30日 8時) (
レス) id: d7c7228678 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - 久しぶりです！最近見れない日々が続いていつの間にか完結していた…。これもとっても面白かったです♪これまた絵も上手すぎる！ (2021年11月29日 10時) (レス) @page23 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - 朱璃さん» はい！ありがとうございます♡！これから大変なこと色々あると思いますがお互い頑張りましょうね！ (2021年11月16日 11時) (レス) @page2 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
朱璃(プロフ) - RENKAさん» ありがとうございます♪暖房入れてますし、大丈夫ですよ(*^^*)RENKAさんも風邪にはお気をつけ下さいね♡ (2021年11月16日 9時) (レス) id: d7c7228678 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - 続編おめでとうございます！最近寒くなってきたし尚且つ出産後なので体調に気をつけて下さいね！あ、無理も禁物ですよ！←(馴れ馴れしくｽﾐﾏｾﾝ…) (2021年11月15日 23時) (レス) @page1 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱璃 | 作成日時：2021年11月15日 15時
