緑59 ページ11
ナワーブside
それから、Aを見ていたが…エマと庭いじりをしたり、女性陣と楽しそうに過ごしていた。
俺はというと、あの日からなんだか身体が重いような日が続いている。普通じゃない治療を受けたからじゃないかと思っているが、本当のところは分からない。
ダイアー先生には適当に説明したが、納得して貰えたかは怪しい。掻き傷など既にない首には、暫く包帯を巻いていた。
考えが煮詰まる度にゲームに参加して、身体を動かす日々を過ごす。
「イライ、今いいか？」
「ナワーブ？…大丈夫だよ」
俺はイライの部屋を訪れた。
ある、それも山のように…。
壁際にずっしりと佇むそれには、神や予言にまつわる活字のびっしりと詰まった書物が並んでいた。
「ふむ、君が本とは珍しいね」
「調べたい事があるんだ、知っていたら協力して欲しい」
「大方…彼女の事か」
そりゃそうだ。俺は荘園に来てから、自分の意志で本を手にとったことなど一度もない。日記に関しては受け入れているが、説明書すら煩わしいと思っている。
「まず、熾天使が何かわかるか？」
「セラフィムか…確か、神に一番近い存在だよ。彼女に会って、そういうモノが本当に存在していた事に驚いたけどね。それで、彼らの何を聞きたいんだい？」
「セラ…？」
ちょっと、イライの言ってる事が分からなくて悲しくなった。
俺は一から話した、彼女との過去も全て。ペナルティがあったとしたら文句を言ってやる。
だって、��彼女��には話していないのだから。
「ナワーブが彼女に必死になっていたのは、そういう事だったんだね。そりゃ、ノートンには渡せないな」
「う…、もう問題はそこじゃねぇから」
「多分だが、ルールがあるんだろう。私もそうだったからな…」
真面目にそう呟くイライは、肩で羽を休める梟を撫でる。
「ルール…？それで、記憶が蘇ったらどうなるんだよ」
「それは分からない。だが、その男か彼女…或いは双方にとって良くない事が起こる可能性が高そうだ」
「良くない…こと」
あの男には、従っていた方がいいだろうという話で纏まった。
また会いに来るとはいっていたが、それがいつになるのかは分からない。
じっとしてはいられない、Aに話せないのなら…また彼女に過去を聞かれた時に俺はどうすればいいんだ？
イライはイライで調べてくれるようだ、この状況下で仲間ができるのは…本当に心強かった。
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朱璃(プロフ) - RENKAさん» 忙しかったのですか？無理はしないようにして下さいね！いつも来て頂いて本当にありがとうございます♡話共々ナワーブ君の推しに刺されないか心配です（汗） (2021年11月30日 8時) (
レス) id: d7c7228678 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - 久しぶりです！最近見れない日々が続いていつの間にか完結していた…。これもとっても面白かったです♪これまた絵も上手すぎる！ (2021年11月29日 10時) (レス) @page23 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - 朱璃さん» はい！ありがとうございます♡！これから大変なこと色々あると思いますがお互い頑張りましょうね！ (2021年11月16日 11時) (レス) @page2 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
朱璃(プロフ) - RENKAさん» ありがとうございます♪暖房入れてますし、大丈夫ですよ(*^^*)RENKAさんも風邪にはお気をつけ下さいね♡ (2021年11月16日 9時) (レス) id: d7c7228678 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - 続編おめでとうございます！最近寒くなってきたし尚且つ出産後なので体調に気をつけて下さいね！あ、無理も禁物ですよ！←(馴れ馴れしくｽﾐﾏｾﾝ…) (2021年11月15日 23時) (レス) @page1 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱璃 | 作成日時：2021年11月15日 15時
