白4 ページ5
テーブルには豪華な食事と飲み物…ワインやシャンパンまである、ひときわ目を引くのは中央にある大きなケーキ。
そこには私の名前の書かれたプレートまで乗っていた。
「さぁ、座ってほしいの!」
『え、あ…ありがとうございます』
一番目立つ席に案内されて腰掛ける。そこは…不気味に感じていた屋敷からはとても想像出来なかった、明るく素敵な人達で溢れた場所だった。
「私はエマ・ウッズ、ここでは庭師をしてるの!貴女はAさんであってるなの?」
『はい、天界から来ましたAです。どれくらいここに居るかは分かりませんが…よろしくお願いします』
人間にとって、第一印象は大切だ。私は柔らかく微笑んだ。
「すっげー!その羽根って本物なんだよな?」
「ちょっと、ウィリアム…Aさんがびっくりするだろ!」
「そうよ、天使に了承もなく触ろうとするなんて…神への冒涜だわ」
「ちぇっ、イライとフィオナは気にならねぇのかよー」
そんな感じで打ち解けていき、バタバタと締りのない自己紹介となった。
女性
エマ(庭師)、エミリー(医師)、マーサ(空軍)、フィオナ(祭司)、トレイシー(機械技師)、ヘレナ(心眼)、ウィラ(調香師)、マルガレータ(踊り子)、パトリシア(呪術師)
男性
フレディ(弁護士)、クリーチャー(泥棒)、セルヴェ(マジシャン)、カート(冒険家)、ナワーブ(傭兵)、ウィリアム(オフェンス)、カヴィン(カウボーイ)、イライ(占い師)、イソップ(納棺師)、ノートン(探鉱者)
ちょっとまってよ、本当に大人数すぎない?この人達を救済するのが、私の仕事…?
顔と名前を覚えるのは得意だから、大丈夫だけど…これはすぐには戻れそうにもないな。
考えるのは後にしよう。
今は、私のために開いてくれた歓迎会を楽しむ方が先だ。
どの料理も美味しくて、お酒もそこそこにすすんだ。
男性陣は向こうの方でどんちゃん騒ぎ、こちらは女子会になった。
「ねぇねぇ、天使って本当にいたのね〜?」
『元は人間だったみたいですよ?』
「へぇ〜人間の時の記憶とかってあったりするの?」
『天使になる時に消えちゃうみたいで、全く…。どんな人間だったんでしょうね?』
「天使になれるくらいだから、きっと良い事いーっぱいしたんじゃない?!」
「そうよね〜♪というか、敬語禁止にしましょーよ!名前も呼んで欲しいし」
「それがいいなの!私もAって呼びたいなの!」
『うん、いいよ!』
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朱璃(プロフ) - uruさん» 無常!良いですよね、かっこいいですよね(嬉)!!それにしても傭兵君ってめっちゃ人気なんですね〜♪かっこよくて可愛いから…当たり前かなw (2021年11月26日 9時) (レス) id: d7c7228678 (このIDを非表示/違反報告)
uru(プロフ) - 作者様の推し、分かります( ˇωˇ )ちなみに私は無常が再推しで傭兵が推しです (2021年11月25日 22時) (レス) id: 8bf1a19eb7 (このIDを非表示/違反報告)
朱璃(プロフ) - RENKAさん» うあぁぁ、ありがとうございます!!(嬉)いい子達に育つよう頑張ります〜♡♡♡ (2021年11月15日 15時) (レス) id: d7c7228678 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - 朱璃さんは絶対良いお母さんになりますね!…なんか感動してきた(笑)本当におめでとうございます👏🎉 (2021年11月15日 2時) (レス) @page50 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - お久しぶりです!それとご出産おめでとうございます!🎉💓出産お疲れ様です!元気にご成長されることをお祈り申し上げますm(*_ _)m (2021年11月15日 1時) (レス) @page50 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱璃 | 作成日時:2021年10月20日 20時