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白1 ページ2

くっきりと私達を映す水面の様な足下

周りは雲ひとつない快晴の様な青

そこに聳え立つ真っ白なお城

それは

私達の家




「A…」

『お呼びでしょうか、熾天使セラフィエル様』

「父なる神からの啓示だ」

『下級天使の私に、直々にありがとうございます』

「どうやら、少し…特殊な場所のようでね」


私達は、神に仕えるもの。
こうやって会わずとも、ここ…天界にいれば言葉を直接送る事ができる。
そうしなかったのは、きっとただの仕事ではないという事だろう。


「エウリュディケ荘園に向かい、そこで…堕ちた魂の救済を行いなさい」

『エウリ、デュ…?』

「ははっ、Aは相変わらず可愛いね、大丈夫だよ。この指一つで行けるだろう?」

『う…そうですね』


彼は、神に一番近い存在である熾天使の一人、セラフィエル様。
私などが近づく事が出来ない高貴な方のはずだが、何故かよく面倒を見てくれる。


『今回私がつくのは、どのような方なのでしょうか?』

「それが、一人ではないようなんだ」

『…?』


本来は指定された人間につき、階級にあった仕事を行う。今回は、どうやらそこそこの人数らしい。
エウリュディケ荘園…一体どんな場所なのだろう。名前の方に気を取られてしまっていたが…

ーー魂の救済?


『それなら、力天使様が行かれた方が良いのでは?』

「そうなんだが…知っての通り、神の啓示は絶対なんだ」

『…』

「だからハニエルに力を借りてきた、これをAに授けておこう」


ターコイズブルーの光の珠が浮かんでいる。触れるだけで優しくて…温かい気持ちに包まれるそれは、すっと私の中に入ってきた。


『出発はいつに?』

「準備が出来次第でいいそうだよ、ここと向こうではそもそも時間の流れも違うからね」

『分かりました、不安ですが…頑張って来ます』

「Aが戻ってくるのを待ってるよ」


赤い炎のようなオーラに包まれた大きな手で、私の頭を撫でてくれた。


『ありがとうございます!』






ーー絶対に、絶対に…帰ってきてくれよな


その場を後にした私に、彼の呟きは届かなかった。

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朱璃(プロフ) - uruさん» 無常!良いですよね、かっこいいですよね(嬉)!!それにしても傭兵君ってめっちゃ人気なんですね〜♪かっこよくて可愛いから…当たり前か‪なw (2021年11月26日 9時) (レス) id: d7c7228678 (このIDを非表示/違反報告)
uru(プロフ) - 作者様の推し、分かります( ˇωˇ )ちなみに私は無常が再推しで傭兵が推しです (2021年11月25日 22時) (レス) id: 8bf1a19eb7 (このIDを非表示/違反報告)
朱璃(プロフ) - RENKAさん» うあぁぁ、ありがとうございます!!(嬉)いい子達に育つよう頑張ります〜♡♡♡ (2021年11月15日 15時) (レス) id: d7c7228678 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - 朱璃さんは絶対良いお母さんになりますね!…なんか感動してきた(笑)本当におめでとうございます👏🎉 (2021年11月15日 2時) (レス) @page50 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - お久しぶりです!それとご出産おめでとうございます!🎉💓出産お疲れ様です!元気にご成長されることをお祈り申し上げますm(*_ _)m (2021年11月15日 1時) (レス) @page50 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱璃 | 作成日時:2021年10月20日 20時

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