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私は朝の日を浴びながら教室の机に頬杖をついていた。
リングは元の場所に収めてきたが気になってしょうがない。
いっそ、本人に聞きに行くか。
私は思い立つと行動に移すタイプらしい。
立ち上がり隣の教室へ向かおうとした。
「おはよう、飛鳥早いなあ」
タイミングの悪いことに、丁度宮侑が教室に入ってきた。
「あ、おはよう」
私は彼に押されて教室の中に逆戻り。
お城の中に閉じ込められるキノコ王国のお姫様のような気分だ。
まあそう考えると宮侑は悪者になってしまうか。
「どこ行こうとしてたん？」
「んー、別に誰かこーへんかなって」
私は自分の気持ちが漏れないようににこりと笑う。
彼の鋭い視線を騙しこむように。
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作者名：栗原 | 作成日時：2018年10月7日 19時
