10話 ページ10
周りに女性が来ないように、私たちスタッフが気を使い過ぎているから、京本さんも松村さんも感覚が狂ってるのかな？
松「別に気の迷いとかじゃないからね。、この仕事してても、してなくても、Aさんのこと好きになってたと思う。だから、俺のこと嫌いって思うなら今すぐ断って。」
私は、。
「嫌いじゃないよ。嫌いなわけないじゃん。でも。」
松「じゃあ、候補のうちの1人でいいよ。じゃあ、戻るよ。寒いし。」
なんか松村さんのペースに飲まれてる気がする。
「ちょ、ちょっと。」
ー次の日ー
ー京本sideー
今日は、1日中雑誌の撮影。
年明けに向けて、俺たちもマネージャーも忙しくなってる。
こんな時に2人体制って大丈夫なのかな？
(コンコン)
「失礼します。」
そう言って楽屋に入ってきたAちゃんの後ろには、見たことのない女の人が。
メイクさん？
「本日付けで、SixTONESの臨時マネをやってくれることになった古谷華さんです。」
古「古谷華です。華って呼んでください。よろしくお願いします。」
な、なんだ。このぶりっ子。
「じゃあ、私はこれで。古谷さん、あとはよろしくお願いします。」
京「ちょ、ちょっと待って。よろしくって何を？」
「あ、交流を深めるのかなと思って。私の時はめちゃめちゃ無愛想にしちゃってごめんね。多分威圧感あって怖かったよね。」
いや、困る困る。
田「Aちゃん、話あるから残って。古谷さん、ちょっとだけ席外してもらっていいかな？」
古「えー、なんでですか？」
田「いいから。ごめんね。」
樹、ナイス。
「話って？、私編集長に呼ばれてるから、あんまり時間ないんだよね。何か必要なものとかあったら、古谷さんに。」
松「俺、あの人無理なんだけど。」
「無理？、ほんと？私より愛想いいし、いい子だと思うよ。チーフマネが戻ってきてくれたら、私と交代で古谷さんがマネージャーになるかもしれないから、仲良くなってみて。、」
は？
京「Aちゃん、マネ辞めるってこと？」
「あ、まだ決まってないよ。とにかく、仕事ができるから是非って前の部署から推薦されてきたの。だから、とりあえずこの体制でやってみよう。、ね？じゃあ、また後で。」
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作者名：かなこ | 作成日時：2022年11月28日 16時
