42話 ページ42
京「スケジュールが大丈夫ならやりたいです。」
二「お、ほんと？でね、劇中歌を共作しない？大我作曲もいけるよね？いそがしくなければ。」
共作？めっちゃ楽しそう。
京「やります。やらせてください。」
二「よかった。Aに聞いといて。」
京「はい。」
ーあなたsideー
その頃私は久しぶりにお兄ちゃんと会っていた。
颯「なんかやつれた？気のせい？」
「気のせい。ね、お土産は？」
お兄ちゃんはいっつも美味しいお菓子をお土産で買ってきてくれる。
毎回それが楽しみなんだよね。
颯「なんだ元気じゃん。、はいこれ。フランス土産のショコラ。」
おー、これ。日本では手に入らないやつじゃん。
「お兄ちゃん。ありがとう。大好き。」
颯「そんなに？、まあいいや。それで仕事はどう？」
「楽しいよ。まあ色々あるけど。」
お兄ちゃんにはゴタゴタは内緒にしておこう。
颯「そっか。まあ、楽しいならいいんじゃない？で、お見合いの方はどう？東雲さんだっけ？」
「うん。めっちゃいい人だよ。優しいし、真面目だし。」
私のことをすごく気遣ってくれるし。
最近は夜時間があったら、電話して話してるんだよね。
今日あった楽しかったこととかを共有する会。
すごく楽しい。
颯「好きなの？」
そう。それがわからなくて困ってる。
「何かね、晴人さん、すごくいい人で一緒にいると楽しいの。でも、。これが恋なのかどうかわからない。」
颯「いい友達？、逆に恋かもって思う相手いるの？」
うーん。
「最近ね、たまに。、いや、なんでもない。」
颯「ふーん。恋してるんだ？、まあまだ若いんだから、ちゃんといい恋しなよ。」
「恋じゃない。、うん。違うよ。」
颯「いいよ別に。Aが幸せならなんでも。俺もそろそろ結婚かな。菜月とももう2年付き合ってるし、仕事が落ち着いたら。」
そっか。もうそんなに経つんだ。
「菜月さん優しいよね。私、大好き。」
颯「うん。あ、そうだ。それで親父の会社のことなんだけどさ。、俺はパイロットだし、Aは専門じゃないだろ？、だから、同族経営はやめて、優秀な社員に継いでもらうって。」
いつのまにそんな話になってたんだ。
まあ、でも。今後の会社のためにもそれがいいかも。
「私も賛成。株はどうする？」
颯「役員に譲る感じになるかな。まあ、その辺は今度ゆっくり話そう。」
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作者名：かなこ | 作成日時：2022年11月28日 16時
