18話 ページ18
高「これからツアーも始まる。みんなもドラマとか映画とかバラエティとか忙しいし、Aちゃんがマネージャーをやりたいっていう気持ちがあるなら、慣れた環境でしばらくやらせてほしいってかけあってみようか。」
田「うん。だね。Aちゃんどう？」
「裏方の異動問題にタレントさんを巻き込むのはちょっと。」
やっぱり。素直には頼ってくれないか。
松「裏方とかタレントとか関係ない。これは、チームSixTONESの問題だから。、俺たちはチーム。」
「ありがとう。」
ん？泣いてる？
「ごめん。ちょっと出てくるね。」
京「Aちゃん？、ごめん。俺もちょっと行ってくる。」
ー松村sideー
古「あの。なんであの女にこだわるんですか？女性マネがいいなら、私で良いじゃないですか。」
本当に空気読めないな。
田「あ、そうだ。古谷さん。お願いがあるんだけどさ。ちょっとおやつ買ってきてくれない？、えっと。マリトッツォがいいかな。人数分。あ、自分のも買っていいからさ。」
マリトッツォ、？
樹が？
古「一緒に食べていいんですね？買ってきます。」
ジ「おやつ？食べんの？」
田「ごめん。正直限界。あの子いると気が休まらない。」
そういうことか。
森「俺も。Aちゃんに残ってもらえるように頑張ろ。」
高「そうだね。とりあえず、チーフマネが戻ってきたらチーフマネに言おう。基本的にSixTONESのマネの人事権を持ってるのはチーフマネらしいから。」
松「俺も頼んでみる。」
Aちゃんが気を許しているのは今は京本かもしれない。
今はそれでいい。
でも、いつか俺にも気を許してほしい。
それでいつか、いや。
とりあえず今は、みんなが繁忙期を乗り越えられることを考えないと。
ー京本sideー
Aちゃんを追いかけて行き着いた先は屋上だった。
京「Aちゃん？」
「ごめんなさい。、嬉しくて。」
嬉しい？
「マネージャーという仕事、結構好きなの。、医療の知識もSEの知識も役に立つし。私、人のことを支えるとか助ける仕事、気に入ってて。、、京本さんの医療ドラマが決まって、私がメインでつくことになって。もっと役に立てる。私が医学部とか救命の研修で学んだことが役に立つんだと思うと嬉しくて。」
そんな風に思ってくれてたんだ。
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作者名：かなこ | 作成日時：2022年11月28日 16時
