17話 ページ17
京「はい。ありがとうございます。」
せっかくだから聞いてみよう。
京「あの。Aちゃんに頼ってもらうためにはどうしたらいいんですかね？どうやったら、二宮くんみたいになれますか？」
二「、それは無理。」
え？
二「SixTONESは俺みたいになれないよ。だってAの担当タレントだもん。俺は、Aの友達だから。、自分のやり方見つければいいんだよ。演技も、人付き合いも。」
そっか。そうだよね。
二「なんか雰囲気変わったね。」
京「そうですか？」
二「いい顔してる。、適度な恋はいいんじゃない？」
え？
京「ご存じだったんですか？」
二「バレバレ。俺、結構こういうの鋭いよ。あいつは知ってんの？」
京「、はい。」
二「結構お似合いだと思うけど、あの頑固を頷かせるのは大変そうだな。まあ、頑張れ。、松村もか。」
え、そこまで気づいてんの？
二宮くん鋭すぎる。
そのあと少し二宮くんと話した後楽屋に戻ると、重い空気に包まれていた。
京「何かあったの？」
高「人員補充はやっぱり厳しいって。それでいいじゃんって古谷さんが言って、北斗がキレた。」
なるほど。、
松「大体、やる気あんの？いつもAちゃんに迷惑かけてばっかりなのにヘラヘラして。仕事覚える気ある？Aちゃんは配属初日から戦力になってたけど。」
「松村さん、大丈夫だから。」
北斗の気持ちはわかるけど、Aちゃんが困ってる。
松「大丈夫じゃない。、これ以上Aちゃんがきつそうなところ見たくない。」
あ、そんな言い方したら。
余計Aちゃんが弱いところを見せなくなっちゃう。
「ごめん。まあでも。チーフマネ、28日以降から仕事に戻れるってさっき連絡きたから。」
あ、そうなんだ。ていうことは後10日。
ジ「やったじゃん。これで少しはマネージャーの忙しさも解消されるんでしょ？」
「うん。多分。それで年明けからは、3人体制になるみたい。」
3人体制？
京「誰が抜けるの？」
「私かな。、わかんない。」
まじか。
京「Aちゃんは、SEに戻りたいの？」
「え、どうだろ。、マネージャーの仕事もSEの仕事もどっちもやりがいがあって好き。でも、会社って好きな気持ちだけで働ける場所じゃないし、。でも、医療ドラマやる時、私がそばにいたかった。色々と力になれると思うから。」
俺の仕事の心配、してくれてるんだ。
本当に優しい人だ。
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作者名：かなこ | 作成日時：2022年11月28日 16時
