2話 ページ2
京「え、大丈夫だよ。だって、Aちゃんって樹と同じマンションに住んでるよね？」
あ、そうそう。実はお父さんがオーナーをしているマンションが芸能人が住んでるようなセキュリティ万全のマンションで、私もそこに住んでいる。
田中さんのプロフィールを見た時、見覚えある住所でびっくりしたのをよく覚えている。
「そうだけど。」
京「樹の家に行ったように見えるんじゃない？」
たしかに。
「いや、でも。別にお祝いしてくれるなら別の日でも嬉しいし。」
京「俺が嫌なの。、そのお見合い相手になんか負けたみたいで。」
負けたみたいって。
「親が決めた日程だから。」
京「だとしても行くから。何号室？」
ここまで言われると仕方ないか。
「2501号室。」
京「おっけー。楽しみにしてて。」
「うん。わかった。ありがとう。」
ーーーーーー
ー京本sideー
京「ていうことが昨日あってさ。」
田「色々気になるけど、とりあえず。きょものお母さんとAちゃん知り合いなの？」
あ、そういえば言ってなかった。
京「この前、Aちゃんのご両親とAちゃんがうち来たからね。」
高「え、どういう経緯で？なんなら、きょもがお見合い相手なの？」
それならどれだけよかったか。
京「違うよ。」
森「ていうか、みんなでお祝いに行こうよ。明日の20時でしょ。早く終わった人から樹の家に待機して、Aちゃんから、帰ったって連絡があったらみんなでお祝いに行くってよくない？」
ジ「いいねー。あ、でも、きょもひとりで行きたかった？」
まあ本当はそうだけど。
松「俺も賛成。なんかプレゼント用意しないと。」
北斗も行きたいだろうし、仕方ない。
京「じゃあ、そうしよう。」
ー次の日ー
ーあなたsideー
そんな話があったことは知らず、私はお見合い相手との待ち合わせ場所に向かっていた。
普通、レストランで待ち合わせって思うでしょ？
私もそうなのかなと思ったんだけど。
待ち合わせの方がデートっぽくて楽しいって相手の人が提案してくれたんだよね。
あの人かな？背が高くて、スーツの着こなしが素敵。
なんかいい意味で浮いてるというか。
東「、あ。もしかして。東堂さんですか？」
「はい。東雲さんですか？」
東「はい。そうです。よかった。ちゃんと会えて。僕が提案したんですが、よく考えたら初対面の人と待ち合わせなんてリスキーでしたね。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かなこ | 作成日時：2022年11月28日 16時
