☆【ARS】短編集5 ☆ (ページ22)

今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:79,168 hit

日常。ページ22

・

あ～あ。やっぱり怒っちゃった、、笑

風間が「Aちゃん怒んない？」って言ってたのを

「いいのいいの！」って聞かなかった俺が完全悪いよね、これは。

んー、どうしよぉかな…

もうさすがにこの時間
母ちゃんに持って来て！とは言えないし。

ダメ元で実家行く？って提案したオレに、「行く！」と即答するA。

…そんなに母ちゃんのギョーザ食いたかったの？笑

A「そうと決まれば準備しなきゃ！」

雅「ん、行っといでー」

A「まーくんお義母さんにちゃんと連絡しといてね！！」

って言い残して、Aは服を着替えに行った。

雅「はーい、ちゃんとしときまーす笑」

Aの後ろ姿に呟きながら、実家に電話。

『はい、相葉です』

雅「あ、母ちゃん？オレオレ。雅紀」

『あら、雅紀？どしたの』

雅「Aがさー、母ちゃんのギョーザ食いたいって言うから、今からそっち行くね！」

『Aちゃんが？
分かったわよ、気をつけていらっしゃい』

雅「うん。んじゃ、また後でねー」

ピッ。と電話を切って、「さぁて。」立ち上がる。

母ちゃん、Aが食いたいって言ったらすげぇ喜ぶからなー笑

嫁姑、っていう因縁？の関係というよりは、親友か！ってくらい仲の良いお袋とA。

オレが初めてAを紹介したとき、Aの立ち居振る舞いを母ちゃんがドンピシャで気に入って。

それ以来、口を開けば「Aちゃん連れてらっしゃい」
が口癖の母ちゃん。

気づけばオレよりAのほうが可愛がられて
るっていう。

でもま、息子の俺としても、嫁と母親が仲良くしてくれるのは嬉しいし。いいんだけどね～。

それから2人で実家に向かい、母ちゃんのギョーザを食ってAはご満悦。

A「おかーさーん！これすっごい美味しい！♡」

「そう？よかった。また持ってくわね！」

A「うんうんうん！」

ちなみに、Aはちゃっかり冷凍ギョーザを持ち帰ってきた笑

A「っはー、満足満足♡」

帰りの車で、Aは嬉しそうにお腹をさする。

雅「美味かった？笑」

A「うん！もう最高！きっとお腹の赤ちゃんも喜んでるよ～～」

って、、、、え？

雅「ちょ！いまなんて？」

A「だからぁ、もう最高！って」

雅「ちっがうその次！！」

A「お腹の赤ちゃん？」

雅「…赤ちゃん…」

…この後、Aからの報告に泣いて喜んだのは、言うまでもない…よね？笑

日常。fin