オレンジ色の空の下

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Shota_



「あー、ひま。」



病室に案内されたけど 割ともう復活した。



樹や風磨、高校の友達にLINEしても
まだ6時間目くらい？だから全然返信こねぇ




だけど、唯一
返信がきた友達がいる。


しかも近くにいるみたい


部屋から出て、ちょっと廊下をふらふら〜

一応 数時間前にぶっ倒れた調子だから
ゆっくり歩いて会いに行った






「康二〜」
　

康二「おぉ！しょっぴー！え！？入院？」


「そー、学校で倒れて、運ばれちゃった。」


康二「急に病室どこ？とか送ってくるから
　 定期検診で来たかと思った〜」



顔色が少し悪いけど、明るく迎えてくれた康二は、
小さい頃からの 俺の病気友達。


高校に入学する春には共に退院し、
別々の学校に通いながらも 連絡は取り続けている。




お互い1年生は順調で、定期検診もすれ違い、会えていなかったけど 最近 康二が体調を崩して入院になったのは聞いていた。





「体調どう？？」
　

康二「んー、ぼちぼち。
　 しょっぴーは？長くなりそう？？」


「どうだろー、長期入院とかほんと嫌だわ。
　早くここから一緒に出ような！！」


康二「おぅ！」





縁起でもないけど、こうして病院で会うのが久しぶりで、
懐かしい気持ちになっちゃった



退屈な入院生活も、
康二となら乗り越えられそう。


だから、

俺を置いていくなよ、康二

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