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−2年前−
看護師「阿部先生、康二くんずっと泣いてます…。」
「熱出ちゃった？？」
看護師「いや、体調は比較的良好です。」
となると心の問題かー…。 困ったなぁ
元いた病院からの申し送りでは、
"明るくておしゃべりが大好きな子"
と聞いていたのに、、、
ここへ来てからの数日間、
笑顔なんて一度も見ていない。
ご飯は一生懸命食べているけれど、すごくゆっくりで、手伝ってあげようとすると食べるのをやめちゃう
そんな康二に対して、見守ることしか出来なかった大人たちより 一歩先に踏み込んだのはふっかだった。
ふっか「お前、いつまで食ってんだよ！大丈夫か〜？」
康二「…グスッ…ん…っ…だあれ？」
ふっか「誰？じゃねぇよー！！
斜め前のベッドにいつもいるだろ！」
康二「………グｽﾝ…。」
ふっか「えーー！深澤辰哉！」
康二「……っん、ふか、しゃわ？」
ふっか「もう！ふっかでいいよ。
とにかく泣いてないで、一緒に食おうぜ！」
康二「……うん。」
無条件に人に優しくできるふっかがこの時差し伸ばした手は、どれほど康二を救っただろうか。
一方でふっかも、
好き嫌いが多くて、食事はいつも味噌汁で流し込むだけで終えていたのが、ゆっくりな康二に付き合うことで、少しだけちゃんと食べられるようになった。
2人を見て、ここにいる子たちは、みんな病気を抱えていながらも日々成長しているんだなと思えて嬉しかった。
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staym(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます。応援していただけて嬉しいです！お応えできるように頑張ります！ (2021年12月5日 22時) (
レス) id: beb1229705 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - いつも楽しく読ませて頂いてます！ふっかの骨髄穿刺もみてみたいです。先生たちに反抗的な態度で受ける感じでお願いしたいです。応援しています (2021年12月5日 5時) (レス) id: 3196b3602d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：staym | 作成日時：2021年12月5日 1時
