大谷翔平(日ハム) ページ4
大谷翔平。
スポーツができてかっこよくて、性格も良い私の同級生。
同級生っていっても、実質話したことはほとんどない。
彼はみんなの人気者で、とてもじゃないけど近づけなかった。
でも、そういうこと以前に私は彼が苦手だ。
なんでもできる人って、なんか嫌だ。
対抗心からってわけじゃないけど、なぜか藤浪の方を応援してしまう。
ある日、「よろしく」ということしかない彼とのLINEに一言通知が入っていた。
『今日会えますか？』
断る理由もないので、何も考えず「是非」と送ってしまった。
時間は20時。場所は母校の裏側の公園とのことだった。
「待った？」
約束の10分前には彼はこの公園に来ていた。
『全然』
彼はブランコに乗って私に微笑んだ。私は彼のとなりのブランコに座った。
「どうしたの急に。」
『もう知ってるだろうけど、俺プロ野球選手になるかも。』
知ってる。でも、それがどうしたのか。海外に出るのか日本で活躍するのか、決まったのだろうか？
どちらにせよ、私には関係ない。
「頑張ってね。」
『……なんか冷たい。』
「ごめん。」
『そんなことは良いんだ、別に。今日はそんなことを言いに来たんじゃない。』
「なに?」
途端に彼の表情が険しくなった。
『北海道、いくことになるかも。』
そんなに遠くないじゃん。いったい、この人はなにが言いたいの？
「うん、それで?……なんでそれを私に言うの？私寮生活とかアドバイスできないよ？」
『そう言うことじゃなくて!!』
「じゃ、どういうこと?私たち接点無かったから正直戸惑ってんだけど、」
『察せよ。』
こういうところが人気の秘訣なんだろうな。
この強引さ。ただ、私は受け付けない。
「ごめん、分かんない。」
『……まあ、それもそうだよな……。俺らほんと、授業でしか話したことないもんね。』
「………。」 『………。』
この微妙な空気間が耐えられなくて私はブランコをこぎ始めた。
キィ コォ キィ コォ
キィ………
『………き。』
「何?なんかいった?」
『お前のこと好きだから、この事一番に話しときたかった。』
いきなりすぎる。これは何かの罰ゲームなのか？
「………え、」
『あんま話したことなかったけど、ずっと見てた。………小学生の時からずっと。』
ずっと。彼はそこを強調していた。
『俺のこと嫌いかも知れないけど、俺はお前のことすげー好き。』
冗談では無さそうな目だった。
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一松girl(*｀･ω･)ゞ！(プロフ) - 良かったです！巨人の長野選手と坂本選手をお願いします！ (2018年6月26日 19時) (
レス) id: 091e10f36d (このIDを非表示/違反報告)
ももうさ(プロフ) - 初コメです！！短編めっちゃ良かったです！！カープの菊池選手と瀬良選手をお願いします。 (2017年11月5日 0時) (レス) id: a57276f4de (このIDを非表示/違反報告)
浜っ娘(プロフ) - 0306rinonさん» 遅れて申し訳ございません、中島選手完成致しました。ゆっくりな更新ですが、またリクエストよろしくお願い致します。 (2017年9月17日 18時) (レス) id: c8bd8cf615 (このIDを非表示/違反報告)
るうぷ(プロフ) - 初コメです！ドラゴンズの京田選手お願いします！ (2017年8月31日 0時) (レス) id: cfb7957bab (このIDを非表示/違反報告)
浜っ娘(プロフ) - ユカリさん» またまたリクエストありがとうございます。了解しました！ (2017年8月29日 6時) (レス) id: d3c959498d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浜っ娘 | 作成日時：2017年5月15日 22時
