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8話「不幸少女は人の温もりを知りました」 ページ9
それから私はご飯を食べお風呂に入り空き部屋で寝ることに。
ふぅ今日は一日色々ありすぎて疲れた。
久しぶりに大勢でご飯食べたな…
なんか温かくて心が落ち着く……
それにこの服…
菊地原くんの////////
優しい匂いがする……
しばらくして私らトレイに行きたくなり階段を降りていた。
「………だよね」
「…………だな」
ん？この声はお義父さんとお義母さん？
何か話してる？
「……Aちゃんは…」
！？
良く聞こえなかったけど私の名前を言ったのはハッキリとわかった。
そうだよね……
やっぱり迷惑だよね……こんな見ず知らずの人
やっぱり来るんじゃ無かった。
私は何処にいても何をしても不幸になるんだ……
そして周りの人も不幸にしちゃう………
「はぁはぁ…」
呼吸が苦しい……
上手く息が出来ない………
過呼吸！？
助けて…………
助けて……………
菊地原くん……
私意識を失い倒れそうになった
ギュッ
「全く危ないねキミは」
「はぁはぁ……」
「士郎！？Aちゃんは大丈夫なの！？」
「ねぇ、僕2人が反対してもこの子は絶対僕が守るから……」
「……えぇ、そうしないその子のためにも……
絶対傷つけちゃだめよ」
「分かってるよ」
薄れゆく意識の中温かい体温と優しい声だけは覚えていた。
9話「不幸少女は人に優しくされました」→←7話「不幸少女は菊地原家に着いたそうです」
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作者名：アレン | 作成日時：2019年3月9日 0時
