不幸少女と菊地原くん1 (ページ7)

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6話「不幸少女は人を信用しようと思いました」ページ7

ふと気がつくと私は菊地原くんに抱きしめられていた。
菊地原くんのSFが無くてもわかる…めちゃくちゃ自分の心臓うるさい

「心臓するさすぎ……」

男の人に抱きしめられた事なんて1回もなくて…
なんで見ず知らずの私を…

「家に帰りたくないんでしょ？なら僕の家きたら？」

「でも。 …私たちは出会ったばかりで…」

私は菊地原くんの事知ってるけど………

「それに私なんかを…………」

「ムッ……」

菊地原くんが少しは不機嫌になる

「なんかってなに……とにかく僕の家に来て皆歓迎してくれるから」

私は自分が嫌いだった
私と居ると周りの人まで不幸が移ると言われ嫌わてきた。

いつも一人で泣いて他の人に涙を見せたことは無かった。
多分助けを求めても誰も助けてくれないと思い人を信用していなかったんだ……

けど菊地原くんは…………

「てか拒否権ないから……」

そう言って菊地原くんは私の手を掴み家まで歩き出した。

菊地原くんなら信用出来るかも…

この人とならもしかしたら私が分からなかった幸せって感情が分かるかもしれない。