17話「不幸少女は実力派エリートに出会います」 ページ19
ぐぅー
お腹の鳴る音がする。
お腹空いた…
私は1日何も口にしてない。
外はすっかり暗くなっていた。
家に帰るって手紙には書いたけど実際ら帰れない。
帰り方が分からない
そして帰りたくもない
このまま飢え死にしたい……
菊地原くんの事が好き気づいた瞬間私の頭に過ぎったのは
私といて菊地原くんを不幸にしたくない
って事だった。
本気で好きだからこそ菊地原くんには幸せになって欲しかった。
フラフラしながら歩いてると1人の男性にぶつかる
いたっ
「あっごめんなさいっ」
「キミ高校生くらい？こんな夜中にどーしたの？」
目の前には茶髪でおデコにサングラス付けた人が
そうだこの人は……
「迅さんっ！？」
間違いない実力派エリートの迅悠一だ！
「えっ俺の事しってるの？俺って有名人！」
なんか迅さんとても嬉しそうだな……
「……へぇ」
迅さんはまじまじと私を見てくる
えっなに？
恥ずかしい////////
「キミ少し素直になった方が良いよ」
「……大きなお世話です……じゃあ私行きますので」
「うん、またね」
またね？どう言う事だろう？
これから飢え死にする人にまたね？
私は迅さんの未来視のSFの事をすっかり忘れていたため言葉の意味が分からなかった。
玉狛にて
迅さんside
「ただいま!!」
「迅さんおかえりなさい！ご機嫌だね何か良い事あったの？」
宇佐美が聞いてきた
「まぁーね！面白い子見つけちゃった」
「へぇーどんな子？」
「そーだな一言で言えば……とても強い人かな」
菊地原は良い人に巡り会えんだなー
あの子もね…
早くあの未来にならないかなと思い俺は部屋に戻った。
18話「不幸少女は人生を振り返っています」→←16話「不幸少女は家を出ました」
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作者名：アレン | 作成日時：2019年3月9日 0時
