15話「不幸少女は初めて恋をしました」 ページ17
数日がすぎた。
ラブレターを見つけて以降意識しちゃって無意識に菊地原くんを避けてしまっていた。
なのに菊地原くんは私にスキンシップをしてくる。
今もそう。
私はソファーに座りながら漫画を読んでいると菊地原くんが後ろから抱きしめくる
「それ面白いよね」
「////////////////////////」
こんなスキンシップばかり。
基本的菊地原くんは距離が近い////////
心臓うるさい
「A心臓うるさすぎ」
「だって菊地原くんが近いから////////」
「そう？これくらい男と近づいた事ないの？」
「なっ////////あるわけないよ////////」
基本的人は避けてきたから
「……人を好きになった事ないの？」
「…………」
あるわけない……
だって…………
「自分を愛せない人に他人なんて愛せないから(ボソッ)」
「……キミね……」
はっ
「ごめんなんでもない、私もう寝るね」
そう言って私は部屋に走って行った。
やっぱりさっきの聞こえたよね、
菊地原くん耳良いから……
菊地原くんは好きな子居るのかな？
あっもしかしてあのラブレターの子なんじゃ……
そう思うといきなり心臓をハンマーで叩かれたかのような痛みを……
痛い……
痛いよ……
辛い…………
私やっとわかったよ
なんでこんなに心臓痛いのか……
私……
本気で菊地原くんの事好きなんだ……
不幸少女は初めて恋をしました。
それから次の日
不幸少女は手紙だけ残して家を出ていきました。
16話「不幸少女は家を出ました」→←14話「不幸少女は初めて気持ちに戸惑っています」
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作者名：アレン | 作成日時：2019年3月9日 0時
