不幸少女と菊地原くん1 (ページ15)

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13話「不幸少女は我慢ばかりです」ページ15

菊地原side

Aがまたストレスからくる過呼吸になり倒れた。
僕は優しく抱きしめた。

「とーさん、かーさん少しAの自由させてあげて欲しいに……少し一緒にいて分かったんだけどきっとAは我慢ばかりして来たんだと思う……もう我慢して欲しくない
だから学校も本気で行きたいと思うまでは…………」

そう言うとかーさんはニコッと笑った。

「士郎がそうしたいならそうしなさい。きっとAちゃんにとってもそれが一番よ」

「うん」

なんでそんなに我慢するの？
なんで僕に頼ってくれないの？

毎日1人で泣いてるくせに………

もっと僕を頼ってよ。

初めてあった時のようなあんな暗い目もう見たくない………

「僕が絶対幸せにするから」

腕の中でAが辛そうに呼吸をしていたから
僕はその頭を優しく撫でた。

「んっ…」

しばらくしてAはすやすやと眠りについた。

可愛いな…

って僕達は何思ってるんだ////////

本当にAと関わると変な気持ちになる…

この気持ちは一体…………

ボーダーにて

「最近お前変わったな」

「何のことですか？風間さん」

風間さんがおかしな事を言う
僕別に変わってなんて

「なんかあったのか？」

歌川に聞かれた。

「…………最近家で預かってる子がさ中々の泣き虫でさ……笑わないしネガティブだし、だからただ笑顔みたいなと思っているだけなのに心臓がうるさくて変な気持ちになるんだ、本当めんどくさい子だよあの子」

「「………………」」

「ちょっ沈黙辞めてください」

《気づけよ鈍感》
と2人が思ったのは言うまでのない。