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アレン•ウォーカーは生きている
あの時完全に息の根を止めたはずなのに、トランプの中の囚人、セル•ロロンがモップで擦っても名前が消えないと言った
初めは早く出たくて嘘を吐いていると思っていたが、実際に何度擦っても消えていない
ジャスデビや甘党と合流して千年公やロードがいる江戸へと向かう中どうにも煮え切らない感覚がある
___きっとさっき池で食った鯉に当てられたんだろうと考えることにするか
——
千年公の命で呼びつけられたアクマの群れを俺は何の感情もなしにタバコを吹かしながら眺めていると
「ティキぽん♡」
呼ばれた名前に俺はため息を吐く
「千年公、その呼び方やめてほしいんスけど」
「イノセンスをナメちゃいけませんヨ、アイツは我輩達を倒すためならなんだってする”悪魔”なんですからネ♡」
千年公は視線をこちらに向け俺にそう言った
(悪魔…ね)
アイツらエクソシストにとって俺らは悪魔だが俺たちにとってはイノセンスが悪魔ってわけだ
俺は1人のアクマに箱で中国に飛ぶよう伝えてティーズを同伴させる
俺は執念深いから、逃げられるかな？少年…
___
クロス・マリアンがこの国に来たのは嫌な予感がしまス♡
あの男は全く正体が掴めなイ、昔かラ♡
「我輩が居合わせたのも、運命ですかねェ…今も、”あの時”も…ねぇ、クロス・マリアン♡」
新たな船出の前夜祭とでもしまショウ♡
「行きなさいアクマたチ！！♡♡全軍で元帥共を討テェ！！！」
逃しはしませんヨ”悪魔共”♡
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作者名：こくう | 作成日時：2023年7月29日 1時
