純粋無垢な終焉を 2 【D.Gray-man】 (ページ29)

今日:55 hit、昨日:17 hit、合計:5,523 hit

78 ページ29

、

「ひとつ聞くけど、お前人質に取ったらクロスの奴おびき出せる？」

ジャスデロが口に人差し指を置きながら首を傾げ、アレンに問う

「まさか」

『即答』

即答するアレンに双子は腹を抱えて笑っている
涙を拭いながらゆっくりと顔を上げるデビットと目が合う

「じゃあ、お前は？」

デビットの銃口が私を捉える

『えっ、私？』

思わず自分自身を指差す、何故私…？

「お前もクロスの弟子だったよなぁ確か、千年公が言ってたぜ？」

千年公…伯爵がなんで？、…てかそんな事より

『私はクロスの弟子でも何でもないから…勝手な勘違いやめてくれる？ウザいんだけど』

「めっちゃ怒ってる…」

怒りを露わにした私をみてアレンは冷や汗を垂らす
双子は視線を交わし、そしてニヤリと笑うともう一度私とアレンを捉える

「じゃっ、このゲームジャズデビ参戦〜♪」

「俺らの憂さ晴らしになってもらうぜ、お前ら」

双子は装填！と叫ぶと弾丸を無鉄砲に発砲する
私とアレンは二手に分かれて逃げる

撃たれた箇所が凍っているのをみてきっと装填したのは青ボムだろう

この双子の能力は、もしかしたら物を凍らすのか？

「A！」

半周したところでアレンと合流しお互いに双子の攻撃を交わす

「A、もしかしたら2人の能力は物を凍らせるものかもしれません！」

その言葉に頷く、こいつらの能力は…

「装填！赤ボム！灼熱の赤い惑星！！」

撃ち出された弾丸は真っ赤な球体で撃たれた瞬間から激しい熱風が私達を覆う

「『違ったー！？』」

___クロス・グレイブ！

アレンの盾で炎の塊は大きな音を立てて消滅する

「まだだぜ！」

息つく間もなく再度同じ塊が私たちに迫る
鎌を構えると私達の前に人影が現れる

、