純粋無垢な終焉を 2 【D.Gray-man】 (ページ25)

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まだ崩落が進んでいない場所まで辿り着いたがここもじきにとうかいしてしまう、急がないと

「どーするよ、逃げ続けられるのも時間の問題だぜ…伯爵の言う通り3時間でここが消滅するならさ」

「どの道助からないである！！」

「ロードの能力っていう空間移動は僕らも覚えがあります」

アレンの言葉にリナリーが頷く

敵の言葉を安易に信じていいのか猜疑的になるも、どの道その扉がないと私達はここから出られない

今は、それしか方法がない…

—-

「このドアでいいんですかね？」

「どれでもイイんじゃね？」

「とっととやれよ」

『ジャンケンで一人負けって…ついてないね』

ジャンケンで負けたアレンが開ける扉を選択し、鍵穴に鍵を通す

すると扉に模様が浮かび上がる…どうやら正解のようだ

生唾を飲み込むと、アレンは手を前に出してくる

「絶対脱出！！です」

「おいさ」

「っス！」

「うん」

「である」

『うん』

アレンの手に各々の手が重なり合う、まぁ1人例外はいるが

「神田〜…」

「やるか…見るな」

「ですよね」

6人の視線が痛いのか直ぐに顔を逸らし扉を捉える

「行くぞ」

ゆっくりと扉が開かれ、中に入っていく

目に映るのは、天井に雲や虹、星が散りばめられておりまるで子供部屋のような場所だ

辺りには大きな岩場が数々…

ここが外ではないのは確かだ

天井を見つめながら歩いていると前にいる神田にぶつかる

『いたっ…神田？』

「前見て歩け…いるぞ」

神田が見据える先に視線を移すと、遠くに大きい何かがいる
あれは…私が江戸で戦ったデカいノアだ

そいつは攻撃をしてくるわけでもなく、ただ静かに私達を見ていた

「お前ら、先行ってろ」

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