純粋無垢な終焉を 2 【D.Gray-man】 (ページ24)

今日:66 hit、昨日:17 hit、合計:5,534 hit

73 ページ24

、

「どういうつもりレロ、ティッキー
伯爵タマはこんなこと…」

「ロードの扉とそれに通じる３つの扉の鍵だ、これをやるよ」

ティキはレロの言葉を遮ると指先に鍵を乗せる

「考えて、つっても四の五の言ってる場合じゃねェと思うけど」

『危ないっ！！』

大きな揺れと共に建物が崩落し奴はそれの下敷きになる

「たっ、建物の下敷きになったである！？」

「死んだか！？」

『そう簡単には死なないでしょ』

すると小さな光が私の側を横切り神田はソレを捕まえる
捕らえたのは鍵だ

「エクソシスト狩りはさ…楽しいんだよね」

下敷きになった建物の奥から奴の声が響く

「扉は一番高い所に置いておく、崩れる前に辿り着けたらお前らの勝ちだ」

「ノアは不死だと聞いてますよ、何処がイカサマ無しですか」

アレンの言葉を聞いたティキは大きな声で笑う

「っと失礼、なんでそんな事になってるのか知らねェけど…オレらも人間だよ？少年、死なないように見えるのは

___お前らが弱いからだよ！！！」

ティキの気配が消えた瞬間、地面が崩落する

『崩壊の弱い所に走って！！』

瓦礫を伝いながら崩落の少ない所へ辿り着き振り返ると、
リナリーが立っている足場が崩れる

「きゃっ…！」

『リナリー！』

助けに行こうと身を乗り出した時、白い物がリナリーを覆った、アレンだ

ここはアレンに任せよう、私は前を向き崩落の少ない場所を探りながらチャオジーを誘導する

、