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崩壊がなおも続いている中、私達はイノセンスで建物を片っ端から破壊してるがアレンの言っていた家は一向に見つからない
「もう何十軒壊してんさ!!」
『きゅ、休憩したい…』
流石にあてもなく破壊していれば疲労も溜まる
ミランダに吸収して貰ったとはいえコレじゃノアと戦う前に傷が開きそうだ
「この舟は停止したレロ!他空間へは通じてないレロって!!」
横から口を挟むレロを男3人(ラビ、アレン、神田)でタコ殴りにしてもらい私は呼吸を整える
「危ないっ!!」
リナリーの叫びと共に私達の足場が崩落していく
急いで他の足場に飛び乗る
「ないレロ…ホントに、この舟からは出られない
___お前らはここで死ぬんだレロ」
一体、どうしたら…このままじゃホントに
嫌な思考を払拭するように頭を振ると何処からか殺気を感じ振り向くと
「あるよ、出口…だけならね」
アレンの背後から白い腕が伸びていて、その手には鍵が握られてる
殺気はソイツから出ている、私はイノセンスを構えると
「「「ビン底メガネッ!!!」」」
「なな、なんでっ?なんでここにいんの!?」
ラビ、アレン、クロウリーが奴を指差し唖然としていた
知り合い?…こんな所に?、どう考えてもおかしいでしょ
「おい、そいつ…殺気出しまくってるぜ」
神田が六幻に手を添えるのを見て男はニヤリとし、アレンに対して少年と呼び頭に手を乗せる
「どうして生きてた……のっ!!!」
『!?ず、頭突き…した』
思わぬ衝撃を受けアレンは額を抑え悶絶する、あれは痛い
「千年公とロードに散々言われたじゃねェかよ〜」
「な、なにを言っ…ッ!?」
アレンが目を見開いたのと同時に男は”白”から”黒”へと変化した
「出口、欲しいんだろ?やってもいいぜ」
ティキは髪をかき上げ私達を挑発するかの様に舌を出す
「この方舟に出口はもうねェんだけど、ロードの能力なら作れちゃうんだな、出口」
すると地面を突き抜け奴の背後に扉が現れる
「うちのロードはノアで唯一方舟を使わず空間移動が出来る能力者でね…ど?あの汽車での続き、こっちは出口でお前らは命を賭けて勝負しね?…今度はイカサマ無しだ、少年」
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作者名:こくう | 作成日時:2023年7月29日 1時