純粋無垢な終焉を 2 【D.Gray-man】 (ページ20)

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川の水を汲みリナリーのもとに帰ろうとした時、上体を起こしているリナリーが視界に入った

水を汲んだバケツから手を離し私は走り出す
零した水は神田に少しかかったのかめっちゃキレてたがそんなのどうでもいい

私は彼女に抱きつく

ラビとアレンになんか言われてるけど聞こえませんと言うように彼女に縋り付く

背中を撫でられたら涙腺が緩み涙が溢れる、きっと目も鼻も真っ赤だ…

「ごめんね…いつも、心配かけて」

背中を優しくリズミカルに叩かれたら怒る気なんて起きない、そもそも怒る気なんてないけど

ゆっくり顔を上げリナリーを見ると眉をハの字にしながら凄く優しい瞳で私を見つめていた

ずるいなぁ…リナリーは、許すしかないじゃんそんなの…
小さい声で言葉を発するとリナリーは微笑み私の頭をゆっくり撫でた

その時、リナリーの周囲を大きなペンタクルが包んだ

「え？」

瞬間、彼女の身体が地面に飲み込まれていく

『リナリーッ！！』

手を伸ばして彼女の腕を掴む事が出来た

「Aッ！！」

私の手を誰かが握った

そして私達は暗闇へと落ちていった

運命のカウントダウンが始まる___

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