純粋無垢な終焉を 2 【D.Gray-man】 (ページ17)

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「アレンです、僕が聞きたいんですけど…」

怪訝な表情をしながら神田の六幻を左腕で防いでいるアレンを見て違和感を覚えた

__…アレンのイノセンスが変化してる、いや…進化してる？
あの仮面もアレンのイノセンスなのか

お互いのイノセンスがミシミシと音を立てる

ところで、なんで2人こんな仲悪いわけ？

「オレは天パのノアを追って来たんだ！！おいA、奴知らねェか」

『あれ、私が相手にしてたデカいノアもいない』

私は辺りを見回すが目的の連中は見当たらない
それどころか物音ひとつもしない空間が拡がっている

『…どうなってんの？、ノアが何処にもいない…？』

「いた！！おーい！ユウ！A！大丈夫さ！？……
って、アレン！？」

私達の姿を見つけたラビは此方に駆け寄って来るがアレンを視界にとらえた途端唖然とする

「ど、どうなってんさ？…なんでアレンが、」

『…私もよく分かんない…てか、いつまで喧嘩してんの2人は』

未だ口論を続ける2人に私は深いため息をつく
再会したら喜ぶもんなんじゃないの…まったく

「お、落ち着くさ二人とも…ここ一応感動の再会…」

「「うるせェ刈るぞ」」

鋭い視線を寄越し、息ぴったしに返してくる2人にラビはドン引きだ

『なーんだ、仲良しじゃん』

「冗談言わないでください」

「こっちのセリフだモヤシ」

「アレンです」

余計な事言ったかもしれない…
再度ため息をついた時

辺りを眩い光が包む

光が差してくるのはリナリーのいる所からだ

『リナリー！』

リナリーの元へ駆け寄ると光が徐々に小さくなり、結晶も小さくなっていく

そして、結晶が解けリナリーが地面に横たわる

「リナリー！」

『リナリー、しっかり、！』

呼吸が荒く、顔面が紅潮している…結晶の影響か？、
早く休める場所に移動しなければ

『人目に付かない静かな場所に移動しよう、ラビは伸を使って他のエクソシスト達を見つけて』

「りょーかい！伸ッ！！」

「A、リナリーは僕が運びます」

『お願い』

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