ノスタルジア 14番目の標的【名探偵コナン】

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奈「遅いわねみんな…出口見つからないのかしら」






『大丈夫です！みんなすぐ戻ってきますよ！』






抜け出そうとしたコナンくんが蘭に捕まってた。どんまい(笑)








わたしは床に座り、自分がさっきまで飲んでいた缶ジュースを横に置き、もう1度この事件について考えてみることにした






証拠を、見逃しているかもしれない







その瞬間、停電のようにすべての電気が消えた






奈々さんが危な…！？つ、爪に…夜行塗料！！！







その瞬間、奈々さんの近くにワイングラスのようなものが投げられていた







『(これでも、目はいいですから)』







だが、奈々さんは叫んで走って逃げてしまう







『奈々さん！お願いだから動かないでください！』








目はいい、と言っても、明るい時と同じように見えてる訳では無い。






奈々さんの夜行塗料を頼りに、その方へ進んでいるんだけど。







犯人も、同じ方法だ。







犯人より遅ければ…





奈「きゃああああああああああああああ！」








暗闇から何か缶が蹴られたような音がした






わたしが置いた、ジュースだ






おじさんが配電室に行ってくれたらしく、電気はついたのだが…





奈々さんには、もう息はなかった








背中の右上を刃物で刺されて倒れていたのだ







わたしは、無力だ






こんなに近くにいたのに…






また、一人、守れなかった





ふと、あのジェットコースターの事件を思い出していた







『(新ちゃん、わたしはやっぱり、無力だよ…)』

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