ノスタルジア 14番目の標的【名探偵コナン】

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小「時間がかかるって…？」







『個人差によりますけど、10日から2週間、瞳孔が開いたままらしいです』







蘭「そ、そんなに！？」







小「じ、じゃあ、木曜から始まる全米オープンは…」







目「キャンセルするしか…ないだろう」









辻さん…








コ「ねえ、犯人はいつ目薬をすり替えたの？」









目「あぁ、その事なんだが、辻さんは今朝、車庫から車を出したあと、車の中で目薬をさしたそうだ」









『じゃあその時まだすり替えられていなかった…』








目「ああ。それで、その直後にガラスの割れる音が聞こえ、目薬をセンターコンソールに置いたまま、一旦家の中に戻ったんだ。どうやら石が投げ込まれて窓ガラスが割れたらしい」







…なるほど？





その隙に…ってところかな？








石ってことは…博士の時と一緒！








目「ところが辻さんは子供のイタズラだと思ったらしく、お手伝いさんにあとを任せて戻り、出かけたんだ」







小「石を投げ込んだのは間違いなく犯人です！目薬は、辻さんが家の中に戻っているあいだにすり替えられたんだ！」







目「あぁ…恐らくな」








白「警部！犯人は村上丈に間違いありません！こんなものが発見されました」






白鳥警部が見せたのは、スペードの10のトランプ







…いや、違う







犯人は村上丈じゃない








村上丈じゃない証拠はまだないけど…探偵の勘、がそう言っている





目「毛利くん！次に狙われるのは9のつく人間だ！君の知り合いに9のつく人はいないのか！！」







小「それが…思いつかないんです。8ならいるんですが…」






目「8？」






小「ソムリエの沢木さんです。彼は名前を公平さんと言いまして、公の上の部分は八なんです」







目「よし、その沢木って人に会いに行こう！」








絶対、もう誰も、傷つけたりはしない







……わたしだけで、やってみせるよ、新ちゃん…

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