ノスタルジア 14番目の標的【名探偵コナン】

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念のため、ということで操縦席の隣に座らせてもらった







別にどこも異常はない、かぁ……






ふと辻さんを見ると、目を擦って、顔に汗がたらりと垂れている








…え？






『どうかしたんですか？』







辻「あ、いや…別に？」







嘘だ……おかしい







目薬…





『さっき目薬さしてましたけど、あれはいつもやっているんですか？』







辻「ああ。車を運転したり、ヘリコプターを操縦する時にはね！」







その目薬、なにか別のものに差し替えられたんじゃ…







と言っても、目を擦ってるだけだし、本当に何もないのかもしれない






様子を見よう







しばらく進むと、米花町の上まできた







雲の隙間から太陽が見える







ヘリコプターに光が入ってきた瞬間、辻さんが目を抑えて苦しみ出した






目「どうしました！？」







辻「眩しくて目を開けてられないッ！」







目「なんだって！？」






や、やっぱり…あの目薬は！！！！！







突如、ヘリコプターが揺れだし、急降下しそうになる







目「うわああああああああ！」






このままじゃ…全員死ぬ！！！！






このまま飛び続けるのは不可能…







どこか着地できる場所は…







あった！帝丹小学校！




『辻さん、わたしが操縦します！このままだと墜落してしまいます！』






無理矢理辻さんを操縦席から退かす






目「君は操縦できるのか！？」






『小さい頃、模擬操縦をしたことがあります。信じてください！』







辻「た、頼んだ、ぞ…」



その言葉を聞いてすぐに操縦席に座る




『高度300フィート、速度40ノット！』




そのまま機体を急降下させる






目「うううううっ」






『高度200フィート、速度30ノット！』





右ペダルを10度踏む





そこでやっと機体が真っ直ぐになる





『校庭へ、ストレートイン！距離500フィート！』









ここまできて、急いでコナンくんに電話をかける







さっき言っておいてよかった…





prrrrrrr




コ＜もしもし！？Aねえちゃん！？＞




『コナンくん！？今から帝丹小学校の校庭に緊急着陸させる！歩美ちゃん達に連絡とって校庭の子供たちを全員避難させて！』






コ＜！！！！わかった！Aねえちゃん、一応電話は繋げておいて！＞






そのつもりだ。それならコナンくんのあのバッジを通して私から歩美ちゃん達に連絡できる

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