ノスタルジア 14番目の標的【名探偵コナン】

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コ「最初に襲われた目暮警部、名前はじゅうぞうでしょ？十三って書くから、スペードのキング。この王様が持ってる剣、現場に落ちてるのと同じ形じゃない？」





小「うーん…」






コ「次に、蘭ねえちゃんのお母さんの妃は、英語でQUEEN、だからスペードのクイーン。ほら、この女王様が持ってる花、チョコレートの包み紙に付いてたのと同じ花だよ」





え、ほんとに小1？







蘭「ほんとだ！同じだわ！」






白「しかし、阿笠博士と11というのは…」





コ「博士は名前がひろしで、しっていう字が十と一の組み合わせだよ！だからスペードのジャック。ジャックは元々兵士の意味があるし、この剣みたいなもの…」






白鳥警部が博士の家の庭に落ちていたものを見せる






小「同じだ！間違いない！」





『やっぱりそうだったんですね…そう思ってさっき博士の家に行ったら…ちょうど犯行現場に出くわしたんです。でも、よく分かったね、コナンくん』






コ「え''っ？！あ''っ、そ、それは、ぼ、僕、よくトランプで遊んでるから！あ、あはは…」






『ふーん…』





なんでそんなに動揺するんだろう







普通に答えればいいのに…





蘭「でもどうしてトランプ？それもスペードなのかしら…」





『スペードには死の意味があるんだよ！同じように、ハートには愛、ダイヤにはお金、クラブには幸福の意味があるんだ』






小「じゃあ、犯人はトランプになぞらえて名前に数字の十三から一が入る人を順に殺そうとしているのか！」






コ「それも、おじさんやAねえちゃんに関係のある、ね！」






わ、わたしも…なのか…？






いやまあ、今のところ確かにそうだけど…






小「しかし、いったい誰が…」







白「唯一の手がかりであるバイクのナンバーは盗難車でした」





やっぱり…




ガチャ、と音がして、音の方を見ると目暮警部がいた





『目暮警部！大丈夫なんですか！？』






小「どうしてここへ…」





目「いや、英理さんに続いて阿笠博士まで狙われたと聞いてな…」






小「しかし…傷口はまだ…」






目「大丈夫！ちゃーんと縫ってあるから！話は聞いたよ、犯人はおそらく、村上丈だ！」






村上、丈…




白「何者ですか」






目「一匹狼のカード賭博のディーラーでな、10年前殺人事件を起こして、一週間前に仮出所したばかりなんだ」

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