ノスタルジア 3【名探偵コナン】

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貴女side



新「ったく、おせえよ！いつもは早いくせに何してたんだよ！」





『ああ、ごめんね、ちょっとね』




新「それより見つけたぞ」






『やっとか、遅いよ新ちゃん』







新「え？お前まさかもうこの事件解けたのか？」







『死体になった箕輪さん見た時から証拠以外分かってたけど』






なんで早く警察に言わねえんだよと怒鳴られました。






だってやだもん目立ちたくないもん！！！







新ちゃんが言うには、犯人も死体のそばにあった雪のバッグの事も分かったけど肝心の殺害トリックがまだしっくりこないらしい。






箕輪さんの左脇の座面に残っていた傷もうまくつながらないって。





『ふーん、そこまで掴んでてなんで分からないのかねえ』






新「はぁ！？お前分かってんなら教えろよ！」






『自分で解かなきゃ後で後悔するくせに』






有「そうよ新ちゃん！」





新「か、母さん！まさかわざと旅行重ねたんじゃねぇだろうな？」






有「あらやだ！たまたまよ！た・ま・た・ま♡」






嘘つけ、と新ちゃんは呆れ顔で言う




有「でも新ちゃん、30分遅れよ…さっきここに来たのよ！新ちゃんみたいな中学生くらいの男の子が…」




新「え？」





有「そのペットボトルやリフト見ながら、やっぱりあの銃声はウソだったとか…リフトまで3メートル近くあるから無理だとか言ってたわよ…」




『まあその人は新ちゃんが解けた雪のバッグのことはまだ解けてないみたいだよ？殺害トリックは解けてたみたいだけど。それにペットボトル以外の他のは新ちゃんのが早かったね』





新「なんでお前がんなこと知ってんだ？」






げ。






『えー？さっきその中学生ぽい人が売店で話しててさー』






有「他のって言えば、さっき優ちゃんに教えてもらったんだけど…もう一つの雪女の銀衣伝説のこと、新ちゃんは知ってる？」

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