プロローグ ページ2
その景色の中で
知っているもの
それは
町並み
家
何故そこにいるのか
そして
自分自身
.
.
「もう泣くなよ!」
『だって〜(泣)』
飲み込んだ涙の味
甘くないけど、苦しいほど苦い
「わりぃ、もう、行かなきゃ行けねーんだ」
『また…置いていってしまうのね』
育った街で育った想い出
忘れられない景色
「懐かしい、この家も、この景色も……お前へのこの気持ちも」
『ねぇ今どこにいるの?…会いたい』
胸の奥がかき鳴らされて
わたしは
「お前は一体…何者なんだ?」
『そんなの…わたしだって知りたいのに』
君の声に導かれるんだ
『___!早くこっち来てよ!』
「ったく…今行くって!」
''連れてって''
そんな言葉なくても、
『_____…信じてる、からね…』
「A!!!!おいA?!!!!!!」
やっぱり思い出せない
わたしに見える景色の中で
1つだけ知らないもの
それは________
『あなたは…誰…?』
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作者名:茉優花 | 作成日時:2017年9月15日 23時