晩酌 ページ40
「満島A、さん」
「偽名はいろいろあるから、これ!と言ったものはないんだけどさ」
「…うん」
「また、何かあったらその時はよろしく頼んだよ」
「…こちらこそ」
コナンくんはフッと笑って、走って屋上から出ていった
みんなの元へと戻ったのだろう
私たちは、景がヘリコプターを操縦して迎えに来てくれ、それに乗り込んで警察庁の方へと戻ったのだった
ヘリから警察庁近くのビルの屋上で降り、その後警察庁へ向かった
それぞれの課で報告を済ませたあと、私たちは零の家に向かい、手当をする
景は警察庁には来られないから、先に帰っていた
手当てが終わると、零はありがとうと呟き、微笑んだ
「人には無茶するなとか言って、自分は派手にやるの、そろそろやめたほうがいいんじゃないの」
「はは…君に素直に''心配だ''と言われたら、辞めるかもな」
辞めないくせに、と小さく呟くと、零は少しだけ口角をあげた
.
.
その後、同期たちを呼んで久しぶりに6人で晩酌をした
3年前のあの事件にようやく方がついた。
6人全員で成し遂げたことだ
研二と陣平は首輪爆弾解体後、ダミーの爆弾を作りそれを零にはめた
ヘリに仕込む爆弾も彼らが作ったものだ
計算された威力の爆弾を。
班長は村中夫妻がチャーターしたヘリを警察権限で借り、本人たちには伝えるなと言ってあったらしい
そしてその場所まで零がやってきて、ヘリに1人で乗り込む
景がスカイビルを私たちが使えるように用意してくれ、予備のヘリでスカイビルまで私たちを迎えに来てくれた
零は犯人と戦って、村中さんの手もあったけどどうにか捕らえることができた
私は、偽の情報を流し、きっとみんなの命を守ることが出来たと、そう信じている
「てゆーかゼロ!また怪我だらけじゃねぇか」
「仕方ないだろう、ヘリに乗ってたんだから」
「マジかよ…」
「しかもビルから飛び乗って!見ててヒヤヒヤしたからやめてよね」
「そういや3年前もビルからビルに飛び移ってたなぁ」
「すごいな降谷ちゃん…」
私たちは会話に花を咲かせていた
5枚の花びらが、揃って綺麗に咲いている
29歳の彼らが、今を生きている
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています! (5月29日 19時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます!現在続き作成中でして、もう暫くお待ちいただけると嬉しいです!おまたせしてすみません!待っていてくださってありがとうございます!よろしくお願いします!☺︎ (5月29日 18時) (レス) id: 1cabdaa99c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (5月28日 22時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - ツキさん» コメントありがとうございます!こちらこそ読んでくださって感謝です…!今後もよろしくお願いします!☺ (2023年4月16日 23時) (レス) @page41 id: ae03a0bece (このIDを非表示/違反報告)
ツキ(プロフ) - 忙しいなか更新を続けて下さって感謝です:;(∩´﹏`∩);: (2023年4月16日 21時) (レス) id: db867d7236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉優花 | 作成日時:2022年11月1日 17時