窮追 ページ37
フッと零が笑うと同時、ドカン!と大きな音と共にヘリコプターが大きく燃え上がる
「何!?」
「こんなこともあろうかと、君からの贈り物は返しておいたよ」
そう言って零は首元の首輪爆弾を外す
「ダミーだと!?」
「爆発の液体は完全に分析して中和剤を作り回避させて貰ったよ…ボクの優秀な同期によってね」
「同期だと…!?」
「そう…あんたが知り得た情報はすべて、
「液体はこちらで作ったもの…気に入っていただけたかな?」
「お前が情報屋Xだと!?貴様らあああ!!!!」
プラーミャがそう叫び、ヘリコプターはくるくる回転しながら飛んでいる
それと同時に零は走り出した
「キミたちは下で待っててくれ!」
「安室さん!」
「零!ちょっと…!」
零はビルから勢いよく飛び込んで、ヘリコプターに何とか乗り込む
中の様子は炎と煙と回転する機体によってよく見えない
「なんて無茶な!ヘリに飛び乗って犯人と戦うなんて!」
佐藤刑事がやって来て、私は急いでフードを被り、その場から退散する
佐藤刑事にちょっと、と声をかけられるが反応せず屋上から出る
高木刑事がちらりとこちらを見て一瞬、なにかに気付いたような顔をしたが、そのまま腰を押えて佐藤刑事がいる方へと向かっていった
ビルの下に着くと、ヘリコプターは地面に着地しており、零も無事のようだ
「零!」
「A…スマホは…」
「あそこ…壊れたみたいだし、これで爆発は防げるかも…」
頭から血を流し、痛みに耐える零を支えていた時、ガサ、と物音が聞こえる
「!」
「貴様らのせいで…貴様らごときのせいで…私の計画が台無しだ!!」
プラーミャは血を流しながらも、どこかから手に入れた先のとがった金属を持ってこちらに向かってきた
私は零を庇うように零の前に立ち、戦闘態勢に入ると、プラーミャは勢いをつけてこちらまで走ってくる
「死ねえええええ!!!!!!」
その瞬間、ある人物がプラーミャの首元に手刀を入れ、プラーミャを気絶させた
「元刑事としてこれ以上犯罪を見過ごすわけにはいかない」
「貴方は…」
「君たちは早くここから離れなさい」
「え?」
村中さんはそう言うと、しっかり私たちを見据えて言った
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています! (5月29日 19時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます!現在続き作成中でして、もう暫くお待ちいただけると嬉しいです!おまたせしてすみません!待っていてくださってありがとうございます!よろしくお願いします!☺︎ (5月29日 18時) (レス) id: 1cabdaa99c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (5月28日 22時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - ツキさん» コメントありがとうございます!こちらこそ読んでくださって感謝です…!今後もよろしくお願いします!☺ (2023年4月16日 23時) (レス) @page41 id: ae03a0bece (このIDを非表示/違反報告)
ツキ(プロフ) - 忙しいなか更新を続けて下さって感謝です:;(∩´﹏`∩);: (2023年4月16日 21時) (レス) id: db867d7236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉優花 | 作成日時:2022年11月1日 17時