夢見た世界 5【名探偵コナン】

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「液体は一番低い場所、つまりスクランブル交差点を目指して流れ下る」





「なるほど？渋谷の高低差を利用したって訳か…！」





「混じりあった大量の液体爆弾はかつてない程の大爆発を起こすだろう…あの3年前の女も、ペストマスクを壊して私の目を見ていたようだが…既に死んでいるなら問題はない…つまり私の正体を知る者はすべてこの世から消えるのだ！｣





プラーミャが高笑いをする




私は音を立てずに彼女の後ろへと立った






「「それが聞きたかったんだよ」」






私は後ろから回り込んでプラーミャの持つ携帯を上に蹴りあげる




携帯はプロペラに巻き込まれ破損





その隙にパイロットに扮した零がプラーミャの右肩の骨を外した







「おのれ…お前は降谷零！それに、お前は…！」





「あの女、って、私の事でしょう？残念だけど、生きてるわ」





「お前を捕まえようと思えばいつでもできた」



「爆弾の在り処を吐かせるためにわざとここまで泳がせたの」





その時屋上のドアが開き、佐藤刑事と高木刑事が入ってきた




「プラーミャ！もう逃げられないわよ！」





「私もここまでか…」






零はプラーミャに銃口を向け、手をあげて頭の後ろに回すように指示する





だけど、様子が…





「あぁ…分かった…よ！！」




彼女が結んでいたお団子の中から取り出したのは手榴弾




それを投げ、零が銃口を向けるが、光に当たって手榴弾の姿が見えなくなる




「こうなったら1人でも多く道連れだ！」



すると、コナンくんがベルトからボールを出し、それをあの靴で蹴りあげる





「いっけえええええ！」





ボールは高くあがり、手榴弾の方へ



カキンッと音がなり、ボールは手榴弾と違う方へ




「外れた！？」



「まだだ！当たれ！花火ボール！！」





ボールは隣のビルに跳ね返り、手榴弾目掛けてあがっていき、最後には大きな花火が上がった





その時、プラーミャがヘリコプターに乗り込む




「ッ…！」




腕を掴もうとするが上手くかわされ、ヘリコプターに完全に乗り込まれてしまう




「用心の為にスペアは持っておくもんだな」






零はヘリコプターのフロントガラスに向けて1発撃つが、強化ガラスのため跳ね返るだけだった





「お前から一足先にあの世に送ってやるよ…その首輪爆弾で！！ハハハハハハ！！！」





プラーミャは高笑いを続け、スマホでなにかのスイッチを押した



ピー、という音が聞こえる

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