守り抜く ページ33
『…満島さん、』
「中和剤!大量に用意して!!」
『え?』
「普通の量じゃ足りない!もっと必要なの!」
『大量と言っても…』
「渋谷の街すべてに流し込めるくらいの量が必要!間に合う!?」
『…間に合わせるよ』
「零!」
突然電話の向こうの声が変わる
零は、きっと今頃偽物の爆弾をつけ、パイロットの変装をしている頃だろう
『何か分かったんだろ?』
「燃えた証拠品の中に、¥マークみたいなメモあったでしょ?あれの意味はここだったの」
『…なるほど』
「あと弾丸と肩!3年前、景が撃ち込んだのは…」
『右肩だ。…そうか、あの時の弾が』
「景の分も、私たちでアイツを捕まえよう」
『あぁ。それじゃあ、後で』
電話を切り、私は結婚式場へと向かった
景が生きていることを知らない裕也の前では、あのような言い方しか出来なかったけど。
景は今、プラーミャのサーバーをどうにかハッキングできないかと家でやってくれている
ハッキングさえ出来れば、爆発のスイッチを押させずに済むかもしれないからと。
外に出られない分、彼はこの3年でより多くのことが出来るようになっていた
結婚式が行われるビルに着くと、私は屋上まで駆け上がった
アイツは、必ずここに現れる。
そして、零とコナンくんは協力体制。
公安の情報も全て伝えるから捜査に協力してくれと、零が頭を下げていた
コナンくんも、きっといずれここへやって来るだろう
その時を待って、私は屋上の隅に隠れてその時を待った
しばらくすると、遠くから銃声のような音が聞こえてくる
「…始まった、か」
しばらくしてドアが開く気配とこちら側に人が来る気配がしたためそちらを見ると、コナンくんがそこに居た
犯人を先回りして来たようだ
彼もこちらに気付いたようだが、もう疑う目をすることはなく、片方の口角をあげるだけだった
私は身を隠し、息を潜める
しばらくして、屋上の入口のドアが再び開いた
チェーンが巻き付かれるような音が聞こえ、コツコツと足音がこちらに近づいてくる
「(頼んだよ、江戸川コナンくん…)」
私は、プラーミャにバレるまいと、必死に体を隠していた
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています! (5月29日 19時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます!現在続き作成中でして、もう暫くお待ちいただけると嬉しいです!おまたせしてすみません!待っていてくださってありがとうございます!よろしくお願いします!☺︎ (5月29日 18時) (レス) id: 1cabdaa99c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (5月28日 22時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - ツキさん» コメントありがとうございます!こちらこそ読んでくださって感謝です…!今後もよろしくお願いします!☺ (2023年4月16日 23時) (レス) @page41 id: ae03a0bece (このIDを非表示/違反報告)
ツキ(プロフ) - 忙しいなか更新を続けて下さって感謝です:;(∩´﹏`∩);: (2023年4月16日 21時) (レス) id: db867d7236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉優花 | 作成日時:2022年11月1日 17時