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⚠ハロウィンの花嫁 の内容が含まれます。ご注意ください
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「答えろ!」





問いに答えずにいると、少年は声を荒らげた





「私の正体、暴けなかったの?探偵さん」





「…っ!灰原、お前は逃げ…」













「大丈夫よ」





「…え?」











「彼女は、大丈夫」












シェリーははっきりとそう言った




江戸川コナンが一度こちらを見て、もう一度灰原哀へと向き直った






「大丈夫、って…ヤツは組織の…」




「知ってるわ。研究室で何度か会ったもの」




「じゃあなんで…!」




「彼女が完全に組織の人間なら、私はもう既にこの世にいないわ」




「いや、でも…」





シェリーは、私のことをNOCだと気付いていたのだろうか




気付かれていたんだとしたら、きっとあの日。





宮野明美が殺されたと、彼女に聞いたあの日だ。






私のポーカーフェイスが崩れた。組織の人間がすることのない表情をしていた。それを宮野志保は見た。









そうじゃなきゃ、彼女の組織センサーが反応して、私と話なんてしてくれるはずがない。











「…宮野、志保ちゃん」






「…今は、灰原哀よ」





「…素敵な名前ね」





私はそう言ってその場を立ち去る







「ねえ!」





江戸川コナンに呼び止められ、私は足を止める






「…お姉さん、敵なの?…悪いヤツらの」






零に言ったことと、同じこと言うんだと、私は少し口角があがった








「…そうかもね」






顔だけ少し振り向かせ、答えた後に私は直ぐにその場から離れた













きっと、彼には私の正体を知っておいてもらった方がいい。







そう思った。












その日の夜、私は零のいる地下シェルターにやってきた。








零に陣平の名刺のことを伝えると、3年前のあのビルで、捕まっていたロシア人の男性を助けたことを教えてくれた。







その時に、陣平が名刺を渡したらしい。










「…じゃあ、きっとその男性は陣平に何かを伝えるために警視庁まで来たのね」







「あぁ。だがその前に…」








「…それで、あの少年を今日ここへ呼んだの?」







「彼の協力が必要だ。もうすぐ来るよ。君は…」









「私も残る。あの少年にはさっき会って、きっともう私がこっち側の人間だって知ってる」







「…そうか」







しばらくしてエレベーターの扉が開き、目隠しをした少年がいた

協力→←信頼



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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています! (5月29日 19時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます!現在続き作成中でして、もう暫くお待ちいただけると嬉しいです!おまたせしてすみません!待っていてくださってありがとうございます!よろしくお願いします!☺︎ (5月29日 18時) (レス) id: 1cabdaa99c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (5月28日 22時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - ツキさん» コメントありがとうございます!こちらこそ読んでくださって感謝です…!今後もよろしくお願いします!☺ (2023年4月16日 23時) (レス) @page41 id: ae03a0bece (このIDを非表示/違反報告)
ツキ(プロフ) - 忙しいなか更新を続けて下さって感謝です:;(∩´﹏`∩);: (2023年4月16日 21時) (レス) id: db867d7236 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉優花 | 作成日時:2022年11月1日 17時

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