ノスタルジア 赤と黒のクラッシュ【名探偵コナン】

500 発端 ページ7

『あや…』





あ「も〜はやく退院したいよ〜ケーキやパフェおなかいっぱい食べた〜い！！」






『…』






園「ったく…盲腸が破裂寸前だって言うからチョー心配して駆けつけたのにケロッとした顔でそんなこと言っちゃって！！」






蘭「いいじゃないの、元気だったんだから」






『じゃああや、また来るから』





あ「うん！またね〜また会おうね〜！」






元気なのは良かったけど、盲腸破裂寸前だっていうのは何だったんだ…笑





いや本当に元気でよかったけど笑






病室を出て、病院のソファーに座って蘭たちと話していると園子のお腹が音を立てて鳴った






園「やば、食べ物のこと言ってたらお腹が…」





蘭「じゃあすぐに食べに行こ！この近くに出来たハンバーガーショップ、評判いいんだよ！」





園「お〜」




蘭「もちろん！コナンくんの大好きなお子さまセットもあるし！」






『ﾌﾞﾌｯ』





コ「ハハ…(あのおもちゃ付きのやつね…てかAのやつ…そんな笑うことねぇだろ…！)」







『そっか〜、コナンくん、お子さまセット…ｸｸｯ』






コ「オメー…小さくなったら覚えとけよ…」






そんなことを話していると園子が「彼も誘っちゃう？」といいある方に視線を向けた







そこには本堂瑛祐くんの姿があった






蘭「瑛祐くん！」






瑛「あ、如月さんに毛利さんに鈴木さん！…うわっ」





後ずさりした彼は後ろを通っていた車椅子にぶつかりそのまま転んでしまう






瑛「す、すみません！」




『ちょっと、大丈夫？』




瑛「えぇ、何とか！でも、3人はどうしてここに？」






園「友達のお見舞いだけど？」






コ「(やっぱり水無怜奈がどこかの病院に入院していると勘づいて探っているのか…)」





その時、床に落ちていた1枚の写真を園子が拾った




園「あれぇ、これって、水無怜奈じゃない？ほら、今休業中の人気アナウンサー…」




蘭「ホントだ！今より随分若いけど…」





瑛「あ、いやそれは…僕の姉です！」




『…』





蘭「え、お姉さん？」




園「ウソ！あの女子アナ？！」





瑛「いえ、よく似てるけど別人なんです！名前も違いますし、それに…僕の姉は10年前に家出しちゃって…」






『…家出？』




瑛「だからこうして写真を手に訪ね回って探してるんです」





コ「でもそれがどうして病院なの？」

501→←499

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す