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「ってちょっ、ちょっと研二！？具合悪い！？！？」
「だ、大丈夫…ごめんAちゃん…ぅ」
「車止める？！」
「いや、ホント、大丈夫…吐かない…」
具合悪そうに口元を手で抑える研二を見て班長が急いでビニール袋やら水やらを後ろにいる研二に渡してくれた
結局研二は吐かなかったが、本当に焦った。
車に吐かれても全然いいけど、いつも明るくてニコニコしている研二があんな辛そうな顔することの方が耐えられなかった。
「本当に大丈夫？」
「ん…水飲んだら少しマシになった、ありがと…」
「ならいいけど…」
その後、道順的に先に班長の寮につき、彼を下ろして私は再び車を発進させた
班長が水以外にも二日酔いに効く薬やら何やら色々買ってきてくれてそれを研二に渡していた
陣平は未だ爆睡中だ
「着いたよ、ここだよね、2人の寮」
後ろを振り返れば2人ともどうやら夢の中のようで。
「…まじ？」
…どうしよう、これ。
零も景光くんも未だに返信はないし、班長はもう送り届けた後。
そして私は同期以外の誰かに会う訳にもいかなくて、そして何より共通の知り合いは…
ふと千速さんが思い浮かんだが、こんな早朝に呼び出す訳にもいかないだろう
1人でこの人たちを部屋まで運ぶか…
「あのー…研二さん、陣平さん、ね、寝てます…よね…」
2人とも規則正しい寝息を立てていて、起こすに起こせない。
どうしたものかと思ったが、ずっとここにいる訳にもいかないので無理矢理運び込むことにした
まずは研二を背中に背負うように腕を肩の上に乗せ持ち上げようとするが、身長の関係でかいくら私が腰を曲げて研二を持ち上げようとしても彼の体が伸びるだけだった
「えー…」
腰を曲げたまま彼の膝裏に手を回して無理矢理足を持ち上げれば、どうにか私の体に彼の体が乗る
「っ、…」
成人男性の鍛えた身体。
軽いはずもなく、身長も高い。
うん。無理だこれは。
無謀なことをしていたんだ私は。無理です。無理。
研二を後部座席に戻すため、そのまま後ろ向きに戻ろうとしたが彼の身長が高い分中々戻れない。
私は体の向きを変えまず自分から中に入り研二を車内に引きずり込んだ
「…ふぅ」
足までちゃんと車内に入れて一旦その場で呼吸を落ち着かせる
なんか…どっと疲れたな…
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茉優花(プロフ) - 彩豊さん» 沢山コメントありがとうございます！読み返してもらえて凄く嬉しいです…！応援、すごく励みになります！これからも楽しんでいただけるよう頑張りますね！ (2022年10月27日 23時) (
レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - こんにちは！萩原くんを助けられてよかったです✨組織潜入はドキドキしました(＞人＜;)凄く面白くて読み返しています(*≧∀≦*)応援してます☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2022年10月14日 11時) (レス) @page50 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！嬉しいです…！そのお言葉がとても励みになっております！！これからもよろしくお願いします！( ¨̮ ) (2022年7月21日 20時) (レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - とっても面白くて何回でも読んじゃいます！今では仕事帰りの楽しみです笑笑 (2022年7月21日 18時) (レス) @page50 id: cf5d2ac92c (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - 皇さん» コメントありがとうございます！そんな事を言って頂けてとても嬉しいです…！原作リスペクトの気持ちを込めてなるべく近いように書かせて頂いております！救済してるので所々変わってしまう所はあるかと思いますがこれからも楽しんで頂けたら幸いです！( ¨̮ ) (2022年7月16日 10時) (レス) @page31 id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉優花 | 作成日時：2022年5月30日 4時
